C・ロナウドのゴールを“31”もアシストした最高の相棒 エジルこそ2010年代最強のアシストマシーンか

レアルで活躍したエジル photo/Getty Images

34歳を迎えて現役を離れる可能性も

怪我で今季前半戦の多くを欠場していたイスタンブール・バシャクシェヒルMFメスト・エジル。34歳を迎え、最近では現役を退く可能性も囁かれている。

アーセナルを離れてからは苦しい時期もあったが、レアル・マドリード時代のエジルは世界最高クラスのチャンスメイカーだった。レアルでの通算成績は159戦27ゴール81アシストとなっており、2010-11シーズンは全コンペティション合わせて29アシスト、2011-12シーズンも28アシストを記録するなど、ジョゼ・モウリーニョが指揮した当時のレアルでエジルは特別な存在だった。

中でも印象的だったのがクリスティアーノ・ロナウドとのコンビだ。ロナウドのキャリアにおいて特別な相棒だったのは間違いなく、ロナウドの動き出しを誰よりも理解していたMFと言えよう。
英『The Sun』はエジルがレアル在籍時にロナウドのゴールを31本もアシストしていると取り上げており、レアルでこれより多くロナウドのゴールをアシストしたのはFWガレス・ベイル(32アシスト)、カリム・ベンゼマ(47アシスト)の2人だけだという。プレイした期間を考えれば、エジルのアシストペースは異常だ。

アーセナルへ移籍してからも、2015-16シーズンにプレミアリーグで6ゴール19アシストを記録。2010年代前半にエジルを超えるアシストマシーンはいなかったと言っていいだろう。

2014年のFIFAワールドカップ・ブラジル大会ではドイツ代表の優勝にも貢献しており、本来はもっと評価されるべきMFだ。34歳を迎えてキャリアの終焉が近づいているのは確かだろうが、レアルやドイツ代表で見せた魔法が忘れられることはない。

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