リヴァプール離れて母国で再びスターへ “34歳”迎えたミニョレにもう一つの全盛期

ブルージュの絶対守護神ミニョレ photo/Getty Images

ベルギー国内リーグNo.1のGKに

今季はチームが苦戦しているが、現在リヴァプールでプレイするブラジル代表GKアリソン・ベッカーは現世界TOP5に入るとされる名手だ。

アリソンを獲得した2018年以降のリヴァプールは国内リーグ、チャンピオンズリーグなどタイトルに恵まれたシーズンを過ごしており、改めてGKの重要性が理解できた。

そのアリソンにポジションを奪われてしまった1人がベルギー代表GKシモン・ミニョレだ。
2013年からリヴァプールでプレイしていたミニョレだが、アリソンの加入もあって2019年に母国ベルギーのクラブ・ブルージュへと移籍。5大リーグを離れたこともあり、リヴァプール時代に比べると話題に上がる機会は減った印象だ。

しかし、34歳を迎えたミニョレはベルギーでかなり充実した日々を過ごしている。先日には2022年のベルギー・ゴールデン・シューにも選出。これはベルギー国内リーグの年間最優秀選手に贈られる賞となっており、ベルギーのジャーナリストらの投票で決まるものとなっている。

ミニョレは昨季ブルージュで18回のクリーンシート、今季もすでに13回を記録するなど大活躍。チームは今季チャンピオンズリーグ決勝トーナメントにも駒を進めており、非常に特別なシーズンとなっている。

34歳とベテランの領域には入ったが、ブルージュとは2026年まで契約を残している。ミニョレも長くキャリアを続けていく考えのようで、母国復帰は正しい判断だったようだ。

「2026年まで契約があるし、その後もできる限り続けるつもりだよ。やめるかどうかを決めるのは、僕の体次第だね。僕とブルージュは上手くいっている。ここに来た選択にとても満足しているよ」(英『Liverpool Echo』』より)。

2月からはチャンピオンズリーグ決勝トーナメントがスタートする。リヴァプールでは批判を浴びる時期もあったが、ミニョレはベルギーの地で再ブレイクを果たしている。

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