日本戦にいれば脅威になった? リーガでレヴァンドフスキを追う“3人”のスペイン人FWの実力

ベティスでは32歳のイグレシアスが躍動 photo/Getty Images

W杯には招集されなかった3人のベテランFW

21日、リーガ・エスパニョーラ第18節にてエスパニョールとレアル・ベティスが激突する。

この一戦で注目されるのは、やはり両チームを引っ張るスペン人ストライカーだ。エスパニョールには30歳のホセル、ベティスでは32歳のボルハ・イグレシアスがいる。

両者の共通点としては、やや遅咲きだった点が挙げられる。ホセルはドイツ、イングランドでもプレイするなどクラブを転々とするキャリアを歩んできたが、本格ブレイクを果たしたのはアラベスに在籍していた2019-20シーズンだ。ここからリーガ・エスパニョーラでは今季を含めて4シーズン連続で二桁得点を挙げており、リーガを代表するスペイン人ストライカーの1人となった。
一方のイグレシアスはスペインの下位カテゴリーでのプレイが長く、リーガ・エスパニョーラ初ゴールは2018-19シーズンのことだ。スペイン世代別代表の経験もなく、無名に近いところからブレイクを果たした。

改めてスペイン『Mundo Deportivo』は、両者を昨年のFIFAワールドカップ・カタール大会のスペイン代表メンバーに含めるべきだったのではないかと問いかけている。

スペインにはアルバロ・モラタがいるが、センターフォワード不足は以前より指摘されていた。国内リーグで結果を残しているスペイン人FWとして、ホセルやイグレシアスも選択肢に含めて良かったはずだ。グループステージでは日本も対戦したが、彼らの存在は脅威となったかもしれない。

現在のリーガではバルセロナFWロベルト・レヴァンドフスキが13ゴールで得点ランク首位に立っているが、2位はホセルで10ゴール、3位タイにイグレシアス、レアル・マドリードのカリム・ベンゼマ、マジョルカのベダト・ムリキ、そしてセルタ所属のスペイン人FWイアゴ・アスパスが8ゴールで続いている。

このアスパスもセルタでは継続的に結果を出しており、スペイン代表メンバーにふさわしい実力者と言える。カタール大会では3人ともメンバーに入らなかったが、今季のパフォーマンスを見れば誰か一人代表に招集しても面白かったかもしれない。

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