W杯でのC・ロナウドのスタメン落ちに「ショックを受けることはなかった」 ”決断”も監督の仕事であることをB・シウバは重々承知

B・シウバはロナウドのスタメン落ちにも冷静だった photo/Getty Images

ベスト8で敗退となったカタール大会のポルトガル

ワールドカップ・カタール大会で決めたゴールはPKからの1点に留まり、決勝トーナメント以降はスタメン落ちとなってしまったポルトガル代表のFWクリスティアーノ・ロナウド。同代表のチームメイトであるMFベルナルド・シウバは、ロナウドがスタメンから外れたことを冷静に受け止めていたようだ。
 
カタール大会直前にクラブや指揮官に対する不満を述べたインタビューが公開され、その後にマンチェスター・ユナイテッドを退団したロナウド。大会が始まるとグループステージ3試合全てに先発出場したが、第3戦の韓国戦では途中交代させられた際の態度に問題があった。フェルナンド・サントス監督は後日の記者会見で彼に苦言を呈しており、決勝トーナメント1回戦のスイス戦、準々決勝のモロッコ戦でロナウドはベンチスタートとなった。
 
英『Daily Mail』によれば、B・シウバはロナウドがスタメン落ちとなったスイス戦について振り返っており、キックオフの2時間前にそのことを知ったと明かしている。
 
「ロッカールームでチームのことを知ったのはスタジアムに到着した時で、試合の2時間前だった」
 
「26人もの選手がいるのは、監督が特定の試合ごとに選ぶには多すぎる。(起用するかしないか)どちらか一方を監督が選ぶというだけだから、それ(ロナウドのスタメン落ち)でショックを受けることはなかったよ。その考えが正しいか間違っているかは人それぞれだけど、監督には決断する権利があるんだ」
 
ロナウドの代わりに先発起用された21歳のFWゴンサロ・ラモスはスイス戦でハットトリックを達成しており、結果的にサントス監督の采配は功を奏したと言える。今大会がロナウドにとって最後のワールドカップだった可能性が高いだけにこのような幕切れは残念だが、パフォーマンスがイマイチかつ、問題ある振る舞いを見せたとなればこうなってしまっても致し方ないだろう。

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