今季“25分”しか出場時間がないけどレアルに残りたい? 忘れられているストライカーの読めぬ未来

レアルでプレイを続けてきたマリアーノ photo/Getty Images

4年のプレイタイムは2000分に届かない

サッカー選手とは誰もが試合に出たいと考えるものだが、そこにこだわりのない選手もいるのかもしれない。

レアル・マドリードにて変わった形で注目を集めているのがFWマリアーノ・ディアスだ。

レアルの下部組織より出てきたマリアーノは、フランスのリヨンへの移籍を挟んで2018年に再びレアルに復帰。そこから4年間はレアルに在籍を続けているのだが、出番はほとんどない。
今季も全コンペティション合わせて僅か25分のプレイに留まっており、その存在感はかなり薄い。前線に絶対的エースのカリム・ベンゼマ、若手有望株のロドリゴ・ゴエスらがいることを考えると、ここからマリアーノが出番を掴むのは困難だろう。

レアルとの契約は今季までとなっており、退団が既定路線だ。しかしスペイン『Defenca Central』はマリアーノがサラリーを半減させてでもレアルとの契約を延長したいと考えていると伝えており、マリアーノの今後は読めない。レアル側にその考えはないようだが、29歳を迎えているマリアーノのキャリアはどうなるのか。

リヨンから復帰した2018-19シーズンより、マリアーノが1000分以上プレイしたシーズンは1度もない。4年間を合わせてもレアルでのプレイタイムは2000分にも満たないものとなっており、サッカー選手として納得できる数字ではないだろう。バルセロナとのクラシコでゴールを決めるなどビックリ要素の強い選手ではあったが、レアルでは主力になれなかった。

これまでも何度か退団の話題は浮上したが、4年をレアルで過ごしてきたマリアーノ。リヨンでプレイしていた2017-18シーズンにはリーグ・アンで18ゴールを挙げるなど実績を残していただけに、他クラブならまだ活躍できるはず。かなり影の薄いマドリード生活となっているが、今後どう動くのか興味深い。

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