「最高の状態に戻った」「本当に素晴らしかった」 右SBで先発のワン・ビサカに称賛の嵐。下がった評価を覆せるか

マンチェスター・ユナイテッドで復調傾向を見せるワン・ビサカ photo/Getty Images

攻守両面でチームに貢献した

エリック・テン・ハーグ政権の序盤は難しいゲームが続いたが、時間が経つにつれて安定感が増してきたマンチェスター・ユナイテッド。

直近のリーグ戦ではホームにノッティンガム・フォレストを迎えて3-0と快勝を収めた。前半だけで2ゴールを挙げ、早々に試合を決めた。

このゲームのキーマンは1ゴール1アシストを記録したマーカス・ラッシュフォードだが、右サイドバックとして先発したアーロン・ワン・ビサカのパフォーマンスも見逃せない。
2019年にクリスタル・パレスからユナイテッドにやってきたワン・ビサカ。移籍後は右SBとして出場機会を得ていたが、昨季から一気にプレイタイムが激減し、今季はノッティンガム・フォレスト戦に先発するまでスタメンに選ばれたことはなかった。

ワン・ビサカが評価を下げた理由は、攻撃面での貢献度の低さだ。対人守備の性能はピカイチだが、ビルドアップやアタッキングサードでの動きは物足りない。

そんなワン・ビサカはノッティンガム・フォレスト戦で先発。今季初となるフルタイム出場を達成し、勝利に貢献した。

この試合で守備はもちろんのこと、他の場面でワン・ビサカの成長が見られた。特筆すべきは攻撃時のポジショニングであり、オフザボールでの動きに磨きがかかっていた。

「最高の状態に戻った。ファイナルサードではダイナミックな動きを見せ、守備でも良かった」

「今夜のアーロン・ワン・ビサカは本当に素晴らしかった」

英『90min』や英『talkSPORT』ではワン・ビサカをこのように評価している。成長が見られた攻撃面に注目が集まっており、これまでの評価が覆るかもしれない。

ユナイテッドの右SBの1番手はディオゴ・ダロトだが、ワン・ビサカの成長次第では面白いポジション争いが見られそうだ。ダロトは攻撃的、ワン・ビサカは守備的で、棲み分けができており、今後テン・ハーグ監督はどのように彼らを使い分けるのか注目したい。

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