リヴァプール時代の輝きは戻らない 今季未だ“0得点0アシスト”のコウチーニョはどこへ行く

アストン・ヴィラでプレイするコウチーニョ photo/Getty Images

カタール大会にも出場できず30歳を迎えた

リヴァプール時代の輝きを取り戻せる日はくるのだろうか。バルセロナ、バイエルンを経て再びイングランドへと戻ってきたMFフィリペ・コウチーニョの苦戦は続く。

今年1月にバルセロナからイングランドのアストン・ヴィラへレンタル移籍したコウチーニョは、昨季後半戦こそ良いパフォーマンスを見せていた。アストン・ヴィラ側は今夏に完全移籍へと切り替えたのだが、今季はここまでリーグ戦12試合をこなして0ゴール0アシストと結果が出ていない。

チームを指揮していたのはリヴァプールでも一緒にプレイしたスティーブン・ジェラードだったが、ジェラードもすでに解任されてしまった。リヴァプール時代を知るジェラードの手でコウチーニョが完全復活するのではと期待されていただけに、このタッグでアストン・ヴィラを上位へ導けなかったのは残念だ。
コウチーニョは11月よりハムストリングの故障で離脱しており、10月の段階から徐々に先発の機会が減っていた。昨季後半戦のパフォーマンスから再びブラジル代表へ戻ることも期待されたが、結局はFIFAワールドカップ・カタール大会のメンバーにも選ばれなかった。セレソンのタレント力を考えると、現在のコウチーニョが代表へ戻るのは厳しいだろう。

英『The Sun』はアストン・ヴィラがコウチーニョ売却へ動く可能性があると伝えており、30歳を迎えたコウチーニョのキャリアはどうなっていくのだろうか。振り返れば、やはり2018年冬にリヴァプールを離れたところから歯車が狂ってしまった印象だ。当時のバルセロナ移籍は市場のビッグニュースとなったが、バルセロナでは個性を発揮できなかった。

能力は申し分ないが、リヴァプールでリーグ戦13ゴールを奪っていた2016-17シーズンのような輝きは戻るのか。リヴァプールを離れてからは難しい時間が続いている。

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