ルーニーは2011年CL決勝後に前代未聞の行動をとっていた 元マンUエースを駆り立てたバルサの圧倒的強さ

この試合に敗れた後、ルーニー氏はメッシたちにサインをもらったようだ photo/Getty Images

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バルサがマンUに3-1で勝利した2011年CL決勝

ワールドカップ・カタール大会ではアルゼンチンが36年ぶりの優勝を果たした。その立役者となったのは大会通算7ゴール3アシストを記録したFWリオネル・メッシだ。彼と過去に対戦した経験のある元イングランド代表FWウェイン・ルーニー氏は、彼に関するあるエピソードを紹介している。
 
現在はMLSのD.C.ユナイテッドで監督を務めているものの、現役時代は長きに渡りマンチェスター・ユナイテッドでプレイしたルーニー氏。プレミアリーグを5度制覇し、2007-08シーズンにはチャンピオンズリーグ優勝も成し遂げた。
 
しかし、ルーニー氏擁するマンUは、2008-09シーズンと2010-11シーズンの2度、CL決勝でバルセロナに敗れている。英『The Mirror』によれば、ルーニー氏は2010-11シーズンにCL決勝で敗れた後、バルサの選手たちのサインが入った試合球を持ち帰っていたようで、そのエピソードをワールドカップ決勝前に、英『The Times』で明かしていた。
 
「最後に私はボールを掴み、バルセロナの得点者であるリオネル・メッシ、ダビド・ビジャ、ペドロを探した。そして彼らにサインしてもらったんだ。さらに、ユナイテッドのゴールを決めた者として自分のサインも書き込んだ。そのボールは今でも家にある」
 
「なぜそんなことをしたんだろう? 決勝で負けてしまったし、悔しかったけど、何か特別なことに携わったという感覚もあった」
 
「史上最高の選手たちとピッチを共にしたという感覚だ。バルセロナは素晴らしかったし、メッシはその全てのきっかけを作ったんだ」
 
ルーニー氏は世界屈指の万能型ストライカーとして鳴らした選手だが、そんな彼がこのような行動に出てしまうのもうなずけるほど、当時のバルサは衝撃的だった。その中心として輝いたメッシはあれから10年以上経った今、ワールドカップ決勝で躍動するという離れ業をやってのけた。ルーニー氏が保管しているサインボールの価値はまた少し上がったことだろう。

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