カラバオカップでの敗北にクロップは不満 「VARが使用されるべきだった」

判定に不満を漏らしたクロップ監督 photo/Getty Images

前回王者リヴァプールが4回戦で姿を消す

カラバオカップ4回戦が22日に行われ、マンチェスター・シティとリヴァプールが対戦した。

W杯による中断期間を経て、リーグ戦も再開される。両クラブにとって、再開後初の公式戦。4回戦では近年のプレミアリーグでタイトルを争ってきた2クラブの対戦が実現した。試合は3-2とマンチェスター・シティが撃ち合いを制して、準決勝進出を決めた。一方、昨シーズンの大会覇者であるリヴァプールはここで姿を消すことになった。

この試合でリヴァプールのクロップ監督は「VARを使用するべきだった」と不満を漏らしている。英メディアの『Sky sport』が報じた。
カラバオカップでは準決勝までVARが導入されていない。その決定に関してクロップが疑問を呈している。

クロップが不満を漏らした判定は、試合開始時のアーリング・ハーランドの決定機に関するものだった。オフサイドの判定にはならず、シティが最初の決定機を迎え、試合展開はシティが序盤から流れに乗る形となった。試合後にクロップは「あれはオフサイドだった。私はそう言っている。あの判定がチームに悪影響を与えていた。VARがあったら試合はまた変わっていただろう」と語っている。ハーランドの最初のチャンスはオフサイドの判定を受けるべきと指摘し、この判定ミスがチームに悪影響を与えたと主張した。

リヴァプールにとっては後味の悪い敗退となってしまった。プレミアとCLのタイトルも残ってはいるが、プレミアでは首位と勝点15もの差があり、CLはラウンド16でレアル・マドリードとの対戦ということもありタイトル獲得は厳しい状況に置かれている。カラバオは今季現実的に取れそうなタイトルだったが、逃してしまい、昨季三冠を達成したチームに暗雲が漂っている。リヴァプールは27日にリーグ戦アウェイでアストン・ヴィラと対戦する。

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