アーセナルはまだムドリクを諦めていない? 評価額の半額4000万ポンドで交渉に臨む模様

アーセナルはまだムドリクを諦めていないようだ photo/Getty images

獲得できればさらに攻撃に迫力が生まれる

22-23シーズンのプレミアリーグ前半戦では素晴らしい結果を残したアーセナル。マンチェスター・シティを抑えて首位でFIFAワールドカップ・カタール大会の中断期間を迎えることができた。

近年、調子を上げてきているアーセナルの強みは的確な補強だ。今夏の移籍市場でもガブリエウ・ジェズスやオレクサンドル・ジンチェンコと即戦力を獲得し、すぐにチームにフィットさせた。

冬の移籍市場でも同様の動きが期待される。後半戦で失速しないためには、ここで選手層の底上げを行いたい。
英『football.london』によると、アーセナルは依然としてシャフタール・ドネツクのミハイロ・ムドリクに関心を寄せているようだ。夏の移籍市場の終盤でもアーセナルはアプローチしており、結局獲得することはできなかったが、この冬に再チャレンジするという。

しかし獲得の際に障壁になるのが、シャフタール・ドネツクが要求する高額な移籍金だ。以前スポーツディレクターであるカルロ・リコリーニ氏がマンチェスター・ユナイテッドへ移籍したアントニー以上にムドリクは価値があると語っており、そう簡単に引き抜くことはできない。

同メディアによると、アーセナルはムドリクの評価額を4000万ポンド(約63億円)に設定しており、シャフタール・ドネツクに値下げの交渉を行っているようだ。もし、それが成功した場合、ムドリクは冬の移籍市場でミケル・アルテタのチームに加わることになる。

ムドリクは左サイドを主戦場とするドリブラーで、今季リーグ戦では7ゴール6アシストを記録している。

アーセナルは攻撃の大黒柱であるジェズスが負傷しており、約3カ月離脱するといわれている。そのためストライカーの獲得を目指しているが、ターゲットに挙がる人物はジョアン・フェリックスやジョナサン・デイビッドと高額な移籍金がかかる選手ばかりであり、現実味がない。であれば、ムドリクを獲得してガブリエウ・マルティネッリをセンターフォワードでプレイさせるなどの起用の工夫でカバーすることが重要となる。

後半戦に向けて必須となる攻撃陣のテコ入れ。そのほかにも中盤のような不安定なポジションもあり、アーセナルはどうやり繰りしていくのだろうか。

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