ユヴェントスはディ・マリアとの契約延長を望む W杯決勝で活躍した名手の力はまだまだ必要

昨年のコパ・アメリカ決勝に続き、ワールドカップの決勝でもゴールを決めた photo/Getty Images

大舞台で大仕事をやってのけたディ・マリア

FIFAワールドカップ・カタール大会で36年ぶりの優勝を果たしたアルゼンチン代表。フランスとの決勝戦では34歳FWアンヘル・ディ・マリアが躍動した。ユヴェントスはそのワールドカップでの活躍を考慮し、彼との契約延長を希望しているようだ。
 
今夏にパリ・サンジェルマンからフリーでユヴェントスへと移籍したものの、負傷や出場停止などが重なり、今季公式戦の出場数が未だ10試合に留まっているディ・マリア。10月中旬にも負傷離脱となってしまったが、大会前の11月上旬には戦線復帰を果たし、無事アルゼンチン代表の一員としてワールドカップに出場した。
 
ところが彼はグループステージ3戦目のポーランド戦で太ももを負傷してしまい、決勝トーナメント進出後はほとんどピッチに立つことができなかった。それでも決勝のフランス戦には間に合わせ、ポーランド戦以来4試合ぶりの先発出場を果たす。自らのドリブル突破から先制点に繋がるPKを獲得し、その後にはMFアレクシス・マック・アリスターのアシストから追加点をゲット。64分に途中交代となったが、その存在感は大きかった。
 
そんなディ・マリアとユヴェントスの契約は今季限りとなっているが、伊『Gazzetta dello Sport』によれば、ユヴェントスは1年の契約延長オファーの提示を考えている模様。彼らはディ・マリアを引き留めた後に、落ち着いて彼の後任探しに着手したいようで、そして何より、まだまだ彼の存在がチームにとってプラスになると考えているようだ。
 
ユヴェントスは今季スタートダッシュに失敗しており、チャンピオンズリーグでは決勝トーナメント進出を果たすことが出来なかった。徐々に巻き返しには成功しているが、シーズン後半戦ではディ・マリアのさらなる活躍に期待したいところ。その上で彼との契約を延長することができれば、ユヴェントスとしては万々歳だろう。

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