ドイツに敗れた8年前の悔しさを晴らすとき ブラジルW杯決勝を唯一知る男がアルゼンチンを戴冠へ導く

ブラジル大会決勝で敗れたメッシ photo/Getty Images

決勝でメッシのゴールは見られるか

2014年のFIFAワールドカップ・ブラジル大会以来となるW杯決勝を戦うアルゼンチン。ドイツに0-1と敗れて涙を飲んだ8年前を経てチームをけん引するリオネル・メッシはリベンジを果たすことができるだろうか。

ブラジル大会では3連勝でグループ首位通過を決めたアルゼンチンは、決勝トーナメント1回戦でスイス、準々決勝でベルギーに1-0で勝利。準決勝では前回大会のファイナリストであるオランダと、120分間のスコアレスドローのままPK戦の激闘を制して決勝へ。しかし延長戦でドイツに先制弾を食らって敗戦した。

それから8年の月日が流れた。アルゼンチンは大きく生まれ変わり、当時決勝のピッチに立っていたゴンサロ・イグアインやエセキエル・ラベッシ、ハビエル・マスチェラーノらが現役を引退。スペイン『AS』によれば、ブラジル大会の決勝でプレイしていた選手でカタールW杯のメンバーに選ばれている選手は、メッシだけだと伝えている。あの時の悔しさを知る男が、新たな戦力とともに栄光を掴みに行く。
クラブでも個人でもさまざまなタイトルを総なめにしてきたメッシが、いまだに獲得できていない優勝トロフィーがワールドカップだ。チームをけん引し、大会得点ランキングでもトップタイを走る35歳が決勝の舞台でその1点を奪えるか。

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