約5年前にバルセロナと契約を結んだ大型センターバックは、すっかり影が薄くなってしまった。
2018年に有名な存在となったのは、同年1月にパルメイラスからバルセロナへと移籍したコロンビア代表DFジェリー・ミナだ。
195cmものサイズを誇るミナは、2018年のワールドカップ・ロシア大会もメンバーに入っていた。グループステージ初戦の日本戦には出場しなかったが、第2戦からは先発の座をゲット。そこでミナは第2戦のポーランド戦、第3戦のセネガル戦、決勝トーナメント1回戦のイングランド戦とセンターバックながら3試合連続弾を記録し、一躍コロンビアの主力DFとなった。
欧州での活躍も期待されたが、結局バルセロナ生活は半年で終わる。2018年夏にはエヴァートンへ移籍したのだが、ここでも特大のインパクトは残せていない。昨季は怪我もあってリーグ戦13試合の出場に留まり、今季も開幕戦に出て以降は負傷離脱。
8日に行われたボーンマスとのEFL杯3回戦で復帰したが、やや負傷が多すぎる。コロンビア代表は今年のカタール大会出場を逃してしまったが、大事な南米予選もミナは8試合の出場に留まっている。ミナがいればワールドカップに出場できたというわけではないが、痛い負傷離脱だったのは確かだ。
気付けば28歳を迎え、ビッグクラブで活躍するビジョンは消えつつある。ロシア大会での3試合連続ゴールは鮮烈だったが、ビッグクラブでプレイするには不十分だったか。