マネ、A・デイビス、ポグバ、カンテ、ヴェルナーらW杯前に怪我人続出 本大会でも起こり得る恐怖のトラブル

マネも試合中に違和感を訴えて離脱 photo/Getty Images

W杯の短期決戦に疲労ダメージはどう影響するか

ワールドカップ・カタール大会開幕を目前に控えながら、ここ最近は怪我人に関する話題が増えている。

今回のワールドカップは通常と異なる冬開催となり、欧州のシーズン真っ只中で行われる。5大リーグの強豪クラブは国内リーグに加えてチャンピオンズリーグ、ヨーロッパリーグのグループステージも急ピッチで消化することになり、その影響か筋肉系のトラブルを抱える選手が目立つ。

直近ではバイエルンに所属するセネガル代表FWサディオ・マネが先日のブレーメン戦で右足の違和感を訴え、腓骨を負傷したと伝えられている。回復まで数週間程度の時間を要するとの報道もあり、カタール大会に間に合わない可能性もある。同じバイエルンではカナダ代表DFアルフォンソ・デイビスが5日のヘルタ・ベルリン戦でハムストリングを傷めており、マネはセネガル、デイビスはカナダのキーマンだ。両者を欠けば別のチームになってしまう。
他にも欠場が確実となっている選手の中には、フランス代表MFポール・ポグバ、エンゴロ・カンテ、ドイツ代表FWティモ・ヴェルナー、ポルトガル代表FWディオゴ・ジョタ、イングランド代表DFリース・ジェイムズらビッグネームが揃う。

日本代表もメンバー発表後にDF中山雄太、冨安健洋が負傷し、中山は欠場が確定。出場国はヒヤヒヤする日々を過ごしており、本番までに離脱者が増える可能性もある。

また、筋肉系の故障は大会中にも頻発する恐れがある。ワールドカップは短期決戦であり、中3日や4日といったスケジュールでグループステージは進行する。グループで2連勝出来た場合は最終戦で主力を休ませることも可能かもしれないが、そんな余裕はないチームがほとんどだ。全試合が最高レベルのテンションで行われることになり、その際にクラブシーンで蓄積されている疲労がどう影響してくるか気にかかる。

今季は試合中に筋肉系の故障で選手がピッチに座り込むケースが何度も起きているが、カタール大会でどうなるのか。未知なる冬開催ということもあり、想像以上に怪我のトラブルが起きてくるかもしれない。

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