横浜F・マリノスがエウベル、ロペスの2ゴールで浦和を圧倒! 川崎が勝利で優勝は次節へ持ち越しへ

J1優勝争いは最終節へ(写真はイメージ) photo/Getty Images

横浜FMが4ゴールで勝利した

J1第33節で横浜F・マリノスは浦和レッズと対戦。エウベルとアンデルソン・ロペスの2ゴールで4-1と勝利した。

2019年以来の優勝を狙う横浜FMだったが、優勝の灯がともった第32節から勝点を失い続けていた。第32節にはガンバ大阪に0-2、12日に行われたジュビロ磐田戦も0-1と残留争いを戦う2クラブのブロックを崩せず。川崎フロンターレとの勝点差は「8」から「2」まで迫られていた。

2週間半の間が空いて迎えた今節、勝利すれば川崎の結果次第で優勝が決まるものの、敗れれば首位陥落の可能性もある浦和戦。序盤から仕掛けたのは横浜FMだった。3バックで守備を固めた浦和に対し、人数と個の力で浦和の守備をはがしていく。
そして待望の瞬間は17分に訪れた。右サイドから水沼宏太が切り返して左足でシュートを放つと、アレクサンダー・ショルツに当たったこぼれ球をエウベルが詰めて先制点。3試合ぶりにゴールネットを揺らし、2戦連続スコアレスのうっぷんを晴らしていく。

その中で特に輝いたのは、エウベルだった。アンデル・ロペスの追加点も、エウベルが左サイドから個で突破して生まれたもの。さらに圧巻だったのは57分の3点目。中央でボールを受けると、スピードとテクニックを生かしてペナルティエリアへと進入し、ゴールまで完結する。背番号7の存在感は大きく、彼のドリブルがショルツを中心とした守備陣を寄せ付けず。

エドゥアルド、岩田智輝の両センターバックも浦和がスペースを突く中で、対人守備で強さを発揮。キャスパー・ユンカーに1点を奪われるものの、最後まで守り抜き、攻撃陣の勢いを支えた。

浦和を4-1で勝利すると、気になるのは川崎の結果。川崎はヴィッセル神戸に2-1と勝利し、勝点差は「2」のままで優勝争いは最終節に持ち越し。横浜FMは神戸と、川崎はFC東京との多摩川クラシコで今シーズンの決着を付ける。

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