出場停止明けながら決勝点挙げ5節以来の勝ち点3獲得 バログンとのコンビは上々。仏紙は“韋駄天伊東”をMOMに選出

復帰戦でゴールの伊東純也 photo/Getty images

スタッド・ランスの攻撃のキーマンとして躍動

今季からリーグ・アンのスタッド・ランスでプレイする伊東純也は2日にトロワ戦で1ゴール1アシストの大活躍を披露するも、後半にレッドカードを提示され2試合の出場停止処分を受けていた。

23日のオセール戦から復帰できる伊東は右サイドハーフで先発となった。チームは伊東が出場停止処分となっている間に指揮官が代わっており、ベルギーのベールスホットでの監督経験があるウィル・スティル氏が新監督となっている。

そんな新監督はオセール戦で[4-2-3-1]を選択。伊東は2トップの一角ではなく従来の右サイドでプレイすることに。
馴染みあるポジションでの起用ということもあって伊東のドリブルが光る。大外だけでなくハーフスペースで受けることもできる伊東は後方からボールを引き出すことに長けており、何度も前線に突破を試みクロスを供給している。クロス数は多く計9本だった。

1-1で迎えた87分、ここで伊東が試合を決めるゴールを奪う。左サイドからの味方のクロスにファーサイドで合わせ、これでチームは2-1とリードを得る。試合はそのまま終了し、スタッド・ランスが勝ち点3を獲得。勝利は9月1日アンジェ戦以来となった。

「ここ2試合は出場停止で欠場していたが、復帰戦では決勝点を挙げた。決定的なゴールに加え危険な状況を作り出すことに尽力していた。またフォラリン・バログンとの連携も素晴らしく、2点目を決めるのに値した」

仏『MadeinFOOT』では決勝ゴールを決めた伊東をこのように評価しており、マンオブザマッチに選出している。2試合の休みがあったのも影響しているのか積極的に攻めるシーンが何度も見られており、バログンと2人でチャンスを生み出すシーンもあった。

伊東はこのゴールでリーグ戦4ゴール目となった。1000万ユーロとスタッド・ランスとしてはかなり高額な移籍金を伊東に費やしたが、今は期待通りの活躍を披露できているといえる(データは『SofaScore』より)。

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