ユナイテッドの右SB巡って場外クラシコ発生? 赤い悪魔は約58億円の移籍金要求

マンチェスター・ユナイテッドのディオゴ・ダロトが人気銘柄となりつつある photo/Getty images

年齢を考えれば高くなるのは仕方ない

3-1でセビージャを破り、リーグ戦では無敗継続中のレアル・マドリード。CLのグループステージでも未だ負けがなく、今季のレアルは昨季同様に強い。

そんなレアルは新たなサイドバックを求めており、マンチェスター・シティのジョアン・カンセロに関心を示しているようだ。しかしカンセロをシティから引き抜くのは難しく、マンチェスター・ユナイテッドのディオゴ・ダロトにターゲットを変更したという。

英『Mirror』によると、ダロトは今季限りでユナイテッドとの契約が切れ、来夏フリーで獲得できる可能性がある。ただダロトの契約には1年の延長オプションがあり、それが行使されることになると、フリーで獲得することはできない。バルセロナもダロトに興味を示しており、ユナイテッドは3500万ポンド(日本円にして約58億円)の移籍金を要求するといわれている。
ポルトガルの名門ポルトで飛躍し2018年にユナイテッドにやってきたダロト。しかし移籍後はパッとせず、ミランにローン移籍したシーズンもある。契約はオプションを行使しなければ今季限りであり、今夏ダロトは放出候補だった。しかし新監督であるエリック・テン・ハーグの求める右サイドバックを獲得できなかったことからダロトが起用されるようになり、今ではチームから信頼される選手になっている。

攻撃的なSBで、プレミアでは11試合で1アシストを記録している。2-0で勝利したトッテナム戦でのパフォーマンスは素晴らしく、フルタイム出場して空中戦でのデュエル全勝、2本のキーパス、9本中6本ロングパスを成功させるなど輝きを放っている。まだ23歳と若く、将来を見据えられる点が各クラブからの評価を高めている要因といえる。

レアルの右SBはダニエル・カルバハルがいるが、彼は30歳と若くない。怪我も多く、シーズンを通して計算することはできない。ダロトは攻撃で光るものを見せることができ、怪我が少ない鉄人だ。バルセロナはダニエウ・アウベスの後釜を探しており、ダロトが後継者として期待されている。

レアルにバルセロナとスペインの2強がダロトに関心を示している。今夏時点なら考えられない話であり、今季の成長が分かる。

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