“得点力不足”が一つの課題となっているテン・ハーグ・ユナイテッド トッテナム戦で求められる攻撃陣の奮起

B・フェルナンデスはここからゴールやアシストも増やしていけるか photo/Getty Images

良くも悪くも僅差での勝利が多い

20日にトッテナムとのビッグマッチが控えているマンチェスター・ユナイテッド。今季のマンUは得点力不足が1つの懸念材料となっているが、エリック・テン・ハーグ監督はそれをあまり気にしていないようだ。
 
リーグ開幕2試合こそつまずいたものの、その後は勝ち星を積み重ね、ここまでの成績が5勝1分3敗となっているテン・ハーグ・ユナイテッド。消化試合数が1試合少ないながらも、勝ち点16の5位と悪くない位置につけている。
 
しかし、今季のマンUはここまでのリーグ戦9試合でチーム得点数が13に留まっている。現在リーグ最多のチーム得点数を誇るマンチェスター・シティは33得点を記録しており、マンUはこれの半分以下。また、リーグ戦で3得点以上をあげた試合は3-1で勝利した第6節のアーセナル戦のみだ。
 
英『The Athletic』によれば、テン・ハーグ監督はこの得点力不足について自らの見解を示している。それほど大きな問題ではないと考えているようだ。
 
「私が思うに、ラッシー(マーカス・ラッシュフォード)は5得点を決めている。アントニーは最初の数試合には関わっていなかったが、(リーグ戦)4試合の出場で3ゴールを決めた。ジェイドン・サンチョも3ゴールを決めている。クリスティアーノ・ロナウドは2ゴールだ。忘れてはいけない、(負傷中の)マルシャルも3ゴールを決めている」
 
「ゴールを生み出すことのできる選手が多くいると思う。その点に関してはそれほど心配することではないよ」
 
また、好調時に比べると結果が出ていないMFブルーノ・フェルナンデスのパフォーマンスについても言及。彼の今季の成績はまだ1ゴール1アシストとなっている。
 
「ブルーノは今季も本当に良いプレイをしていると思う」
 
「彼がもっとゴールやアシストを生み出せることはたしかだ。しかし、彼はよくゴール前に入ってくるし、持ち前の創造性や動き出しを活かして、ビルドアップの多くの場面で重要な役割を担っている。また、トランジション(攻守の切り替え)も見事だ。彼のパフォーマンスには本当に満足している」
 
マンUは14日のELオモニア・ニコシア戦、16日のニューカッスル・ユナイテッド戦の直近2試合で1ゴールしか奪うことができておらず、この唯一のゴールを記録したのはMFスコット・マクトミネイだった。トッテナム戦では前線の選手の奮起、そしてゴールという結果が求められるだろう。

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