ミランが狙う“9シーズンぶり”のCL決勝T進出 チェルシー相手に2連敗も勝ち抜けの可能性はまだ十分

ホームでもチェルシーに敗れた photo/Getty Images

ミランのCL成績は1勝1分2敗に

昨季は11年ぶりのリーグ優勝を果たし、今季は2013-14シーズン以来となるチャンピオンズリーグのグループステージ突破を目論んでいるミラン。グループE最大の強敵であるチェルシーには2連敗を喫してしまったが、決勝トーナメント進出の可能性はまだ十分に残っている。
 
12日に行われたホーム・チェルシー戦は18分にDFフィカヨ・トモリが退場してしまったこともあり、0-2で落としてしまったミラン。6日に行われたアウェイ・チェルシー戦も3-0の完敗を喫していたため、結果的に彼らからは勝ち点を一切奪うことができず、ホーム&アウェイの2試合を終えてしまった。
 
それでもミランはチェルシー戦前までに勝ち点を4積み上げており、勝ち点7の首位チェルシーとは勝ち点差がわずかに3。すでに4試合を終えたグループEからHの中で、首位と最下位の勝ち点差が3に留まっているのはグループEのみであり、まだどこが勝ち上がるのかが読めない混戦模様となっている。
 
伊『Gazzetta dello Sport』によれば、ステファノ・ピオリ監督は12日のチェルシー戦を終えた後、「ヨーロッパで通用することを証明するためには、残りの2試合に勝たなければならない」とコメント。彼の言うように残り2試合を2勝すれば、ミランはここからでも決勝トーナメント進出を自力で確定させることができる。
 
しかし、グループEが混戦という状況も手伝い、残り2試合を1勝1分の成績で終えたとしても他チームの結果次第で勝ち抜ける可能性がある。ミランが残しているのは26日に行われるアウェイのディナモ・ザグレブ戦と、来月3日に行われるホームのレッドブル・ザルツブルク戦であり、チェルシー戦が残っていないのは不幸中の幸いと言えるだろう。
 
特にミランはチェルシーとの2連戦を前にして負傷者が続出するという不運も重なっていた。GKマイク・メニャンを始めとする離脱中の主力たちが戻ってくれば、ディナモ・ザグレブやザルツブルクから勝ち点を拾える確率はより高まるはずだ。

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