CLチェルシー戦を怪我人多数で迎えるミラン 控えDFは1人と予想される緊急事態に

カラブリアは担架で運び出された photo/Getty Images

ミランはここからビッグマッチが続く

6日にチャンピオンズリーグのアウェイ・チェルシー戦を控えているミラン。2日に行われたエンポリ戦では負傷者がさらに3人増加する事態となってしまったが、どのようなメンバーでこの一戦に臨むことになるのか。
 
FWズラタン・イブラヒモビッチとDFアレッサンドロ・フロレンツィが長期離脱中であり、新加入のFWディボック・オリギもなかなか起用することができていない今季のミラン。9月下旬の代表ウィーク突入前にはDFテオ・エルナンデスが負傷し、代表ウィーク中には守護神マイク・メニャンも負傷。エンポリ戦の直前にFWジュニオール・メシアスも負傷する苦しい状況となった。
 
当のエンポリ戦では、これまで負傷者リストに入っていたFWアンテ・レビッチが復帰するという嬉しいニュースがあったものの、試合中にMFアレクシス・サレマーカーズ、DFダヴィデ・カラブリア、DFシモン・ケアーが立て続けに負傷交代。後半アディショナルタイムの2ゴールでなんとか勝利は収めたものの、大きな代償を払う試合となってしまった。
 
伊『Gazzetta dello Sport』は、負傷している9人の選手の内、チェルシー戦までに回復できそうな選手が実質0人であることを伝えており、最も復帰が近いオリギでも起用可能になるのは9日のユヴェントス戦からのようだ。
 
同メディアはこれに伴い、チェルシー戦に出場するメンバーを予想。基本的にはエンポリ戦と同様であり、新たに負傷者リスト入りしたカラブリア、サレマーカーズの代役はDFセルジーニョ・デストとMFラデ・クルニッチが挙げられている。ケアーがいなくなったセンターバックはDFフィカヨ・トモリとDFピエール・カルルがコンビを組むことになる見込みだ。
 
特筆すべきは、計算できる控えDFがマッテオ・ガッビアだけになりそうな点。今夏にシャルケから獲得した21歳のDFマリック・チャウはCLの選手登録リストに入っておらず、あとはBリストに加えられている下部組織の10代選手のみとなる。
 
昨季は久々のCL出場を果たしながらもグループステージ敗退に終わってしまい、今季こそは決勝トーナメントに進出したいミラン。この厳しい状況でアウェイのチェルシーから勝ち星をあげられればその可能性はグッと高まるはずだが、底力を見せられるか。

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