ピックフォードに続く2番手はポープで決まりか ラムズデール、ヘンダーソン招集も起用されず

イングランド代表で正守護神を務めるニック・ポープ photo/Getty images

サウスゲイト監督の序列がはっきりした

9月にUEFAネーションズリーグを2試合戦ったイングランド代表。結果は1分1敗と白星を挙げることができず終わっている。次のゲームはワールドカップ・カタール大会グループステージ初戦のイラン戦であり、準備する時間はもうない。

イングランド代表ではガレス・サウスゲイト監督の選手起用に注目が集まることが多く、9月の代表ウィークではGKの起用を疑問視する声が多かった。

スリーライオンズの守護神は長くエヴァートンのジョーダン・ピックフォードが務めており、準優勝で幕を閉じたEURO2020もピックフォードが最後尾にいた。安定感のあるセービングを披露するGKであり、サウスゲイト監督からの信頼は厚い。
9月の代表ウィークはそんなピックフォードが負傷で不在となり、ニック・ポープ、ディーン・ヘンダーソン、アーロン・ラムズデールの3人が選ばれた。序列でいえば横並びだが、サウスゲイト監督は2試合連続でポープを使っている。

今夏の移籍市場でニューカッスルに加わったGKで、2018年から継続して呼ばれている。ただ序列はピックフォードに続く2番手以降であり、頼れるバックアッパーとしての印象が強い。セービングに長けた選手で、今季プレミアでのセーブ数30はリーグトップだ。

しかし現代的なGKに求められるビルドアップでの貢献度が低く、ドイツ戦でもパスの処理で危ない場面が何度も見られた。3失点目はポープのセービングミスが起点となってしまっており、印象は良くない。各メディアでの評価は低く、英『Squawka』では最低点だったハリー・マグワイア(10が最高評価で4)に次ぐ5が与えられており、「ボールをキープできていれば同点弾は防げた」と失点シーンについて言及されている。英『The Guardian』ではマグワイアと並んで最低評価の3だった。

イングランド代表にポープレベルのGKが他にいないというわけではなく、例えばアーセナルのラムズデールはクラブで評価を高め続けている。ポープとの違いはボールの扱いであり、トップレベルとまでは行かないが、GKながら攻撃に貢献できる。セービングも悪くないが、結局起用されなかった。

「今夜、最終的にいくつかのミスで失点してしまったが、彼はとてつもないスピリットでプレイし、ここ数試合で見せていない信念を披露してくれたことに注目したい」

英『90min』ではサウスゲイト監督がポープへの信頼は揺るがないと取れるコメントを残している。スピリットや信念はチーム内にいなければ判断できないものであり、こちらからは分からないが、ポープにはラムズデールやヘンダーソンとは違った強みがあるのか。

9月3日のリヴァプール戦でピックフォードは負傷しており、10月上旬に復帰予定とされている。そうなればおそらくサウスゲイト監督の1番手はピックフォードであり、ラムズデールやヘンダーソンにチャンスは与えられないのだろうか(データは『SofaScore』より)。

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