「技術的な質の高さ、パワー、知性を見せつけた」 移籍後初ゴールの伊東純也をフランスメディアは“MOM”に選出

移籍後初ゴールを記録した伊東純也 photo/Getty images

上々のスタートを切った

今夏の移籍市場でベルギーのヘンクからフランスのスタッド・ランスへ移籍した伊東純也。直近のリヨン戦ではすでに移籍後リーグ戦3試合目のスタメンであり、貴重なゴールも決めている。

モナコでは南野拓実が苦戦気味だが、伊東のスタッド・ランスでのスタートは成功だといえる。ヘンクや日本代表で起用されることが多い右サイドではなく、2トップの一角で出番を得ているが、前線でのポジションは自由度が高く、よりボールに絡める位置に伊東は顔を出す。

個人の能力で局面を打開できる伊東とは非常に相性がいいシステムだ。ドリブル、パス、シュートとどれも高水準であり、リヨン戦ではゴール以外にも3本のキーパスと攻撃面で違いを生み出している。味方から早くも信頼を掴んだのか伊東にボールが集まるシーンが多く、攻撃の中心としてチームから認識されている。
仏『MadeinFOOT』でのスタッド・ランス対リヨン戦の試合後評価でMOMに選ばれたのが伊東だ。

「シャンパーニュ(ランス)に到着して以来、この日本人ストライカーは好パフォーマンスを披露している。見事なヘディングでリーグ・アン初ゴールを決め、技術的な質の高さ(キーパス3本、ビッグチャンスクリエイト1回)、パワー、知性を見せつけた」

同紙ではこのように高い評価を得ており、伊東は早くもリーグ・アンで認められたといっても過言ではないだろう。移籍金は1000万ユーロと29歳の選手にしては高額だったが、直近の3試合では多くのチャンスを生み出しており、ゴールも挙げている。スタッド・ランスはここまでの4戦で2分2敗と未だ白星を挙げられていないが、次節アンジェ戦では勝ち点3を積み上げたい。

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