U-23日本代表でもプレイしたリオ五輪世代のSBがオランダで躍動 エールディヴィジ4年目で実績積む男の今

昨季まではズヴォレに所属した photo/Getty Images

オランダと日本のハーフである右SB

2016年にリオデジャネイロオリンピックを戦ったU-23日本代表で、候補に選ばれたものの、本大会に選ばれなかった日本人DFがオランダで実績を残している。今季でエールディヴィジ3年目のシーズンを迎えるファン・ウェルメスケルケン・際だ。

ヴァンフォーレ甲府のユースで育ち、2013年にFCドルトレヒトのU-21チームに入団。2015-16シーズンからは2部へ降格したトップチームで主力として活躍し、2年間で60試合に出場するなど、チームの右サイドバックを任された。するとリオ五輪を戦うU-23日本代表に招集され、2016年に行われたトゥーロン国際大会では全試合で出場するなどアピール。しかしオリンピック本大会のメンバーには選ばれなかった。

2017-18からはカンブールへと移籍すると、翌年には2部のベストイレブンに選出。2019年からはズヴォレへと加入してエールディヴィジへの挑戦を遂げた。2年間で40試合に出場するなど実績を積んだファン・ウェルメスケルケン・際だが、昨季は7試合の出場にとどまる。すると今季からは1部へと昇格した古巣のカンブールへ復帰した。
ここまで開幕2試合勝利のなかったカンブールは、第3節のフォルトゥナ戦でも1点を先制されて前半を折り返すと後半開始からファン・ウェルメスケルケン・際を投入。積極的なオーバーラップからチャンスを創出し、チームは4ゴールを奪って4-1と勝利。ファン・ウェルメスケルケン・際の出場からリズムを作ったカンブールは、逆転での今季初勝利を獲得し、同選手がチームを救う活躍を見せた。

これがカンブール復帰戦となったファン・ウェルメスケルケン・際。28歳となった右サイドバックがオランダでさらなる成長を見せている。

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