今季中盤の軸となるベナセルを早く囲い込みたいミラン 契約更新を進めるも希望額に多少の齟齬あり

ミランはベナセルの契約延長を望む photo/Getty Images

トナーリ&ベナセルが中盤の主戦力になる

主力として活躍していたMFフランク・ケシエが契約満了で退団し、彼の後釜を探しているミラン。MFサンドロ・トナーリやMFイスマエル・ベナセルといった既存戦力に寄せられる期待も大きく、特にウディネーゼとのセリエA開幕戦でスタメン出場を果たしたベナセルには、昨季以上の活躍が求められるだろう。

2019年夏にエンポリからやってきたべナセルは、ミラン在籍4年目に突入。昨季はトナーリの台頭などもあり、リーグ戦先発出場数は15試合に留まったが、今季はより中心的な存在として、チームを支えることが期待される。

伊『CalcioMercato』は、負傷者が続出しているリヴァプールからの関心に触れつつ、ベナセルがすでに非売品扱いとなっていることを指摘。ミランはこういった他クラブからの関心を完全に振り払いたいと考えているようで、現在2024年6月までとなっている契約の大幅延長を希望しており、年俸300万ユーロ(約4億円)への給与増額を提案しているという。

しかしベナセルの代理人は、400万ユーロ(約5.5億円)をミランに要求したこともあり、両者にはまだ距離がある模様。それでも契約成立に向けた多少の余裕もあるようで、またすぐに話し合いが行われるという。

MFトンマーゾ・ポベガやMFヤシン・アドリがローンバックしたこともあり、中盤の頭数はそれなりに揃っているが、彼らがどこまでミランで戦力となれるかはまだわからない。今季はフル稼働もありえそうなベナセルが、さらに価値を上げる可能性は十分にあり、できるだけ早く契約延長を成立させたいところだ。

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