ミランの新CB候補が1人脱落 ディフェンス陣の顔ぶれは1月まで変わらない?

ガッビアは残留となるか photo/Getty Images

4人目のCBを探すミラン

FWチャールズ・デ・ケテラエルやFWディボック・オリギなど、前線の補強に成功した今夏のミラン。あとは契約満了で退団したMFフランク・ケシエとDFアレッシオ・ロマニョーリの穴埋めを模索しているが、放出が検討されていたDFマッテオ・ガッビアをチームに残すこという選択肢も出てきたようだ。

現状ミランのセンターバックは、DFフィカヨ・トモリとDFピエール・カルルの鉄板コンビに加え、長期離脱から復帰したDFシモン・ケアーと22歳のガッビアがいる。しかし、ガッビアにはサンプドリアへのローン移籍が噂されており、かねてから獲得を目論んでいたDFスヴェン・ボトマンはニューカッスル・ユナイテッドへと移籍してしまった。

ミランはボトマンを逃してからもCBの獲得に動いており、パリ・サンジェルマンのDFアブドゥ・ディアロや、トッテナムのDFジャフェット・タンガンガ、アイントラハト・フランクフルトのDFエヴァン・エンディカといった、サイドバックも兼任できる選手に狙いを定めていた。

しかし、伊『CalcioMercato』によれば、ミランのディアロ獲得に対する熱はここに来て一気に冷え込んでしまったようで、彼は今夏の獲得プランから外れたという。その一方、タンガンガとエンディカについては、まだ獲得を検討しているようだ。

そして、サンプドリア行きの可能性があったガッビアについては、ステファノ・ピオリ監督の意向により、少なくとも1月まではチームに留めておく可能性があるという。ガッビアはミランの下部組織出身ということから、選手登録の上でチームに残す利点があるようだ。このまま補強が進まなければ、ディフェンス陣のメンツは変わらないまま、シーズン前半戦をやり過ごすこともありえるという。

チャンピオンズリーグで上を目指すためにも、安心してローテーションを行えるレベルのCBが望まれることは確か。しかし、昨季はケアーの離脱によって、カルルが飛躍的にチーム内での存在感を高めており、ガッビアにもその可能性がないとは言い切れない。CB4番手を彼に託し、さらなる成長に期待するのも悪くないだろう。

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