ピッチ外に問題山積みも“ピッチ内のバルセロナ”に英紙は称賛の声 リーガ開幕まで約2週間で選手登録は終わるのか

バルセロナがジュール・クンデの獲得を発表した photo/Getty images

最悪既存戦力のみで開幕戦を戦うことも

シャビ・エルナンデスが率いる今のバルセロナは非常に強力だ。移籍市場ではロベルト・レヴァンドフスキ、ハフィーニャ、フランク・ケシエ、アンドレアス・クリステンセンを獲得した。さらにセビージャからジュール・クンデの獲得も発表している。

英『The Athletic』でもここまでのバルセロナを高く評価しており、夏の移籍市場でのスムーズな動きを称賛している。補強はおろか既存戦力に減俸を求める財政状況だったが、今後の放映権の一部を売却し、レヴァンドフスキら強力な新戦力をかき集めている。

とくに注目すべきは前線だ。右サイドにハフィーニャとウスマン・デンベレ、中央にレヴァンドフスキとピエール・エメリク・オバメヤン、左にアンス・ファティとフェラン・トーレスと1つのポジションに2人の実力者を配置しており、去就次第ではここにメンフィス・デパイが加わることになる。選手層の厚さは欧州でも屈指であり、22-23シーズンは猛威を振るうことになるだろう。

守備陣は不安が残る。クンデは獲得したが、左右のサイドバックは人手不足だ。右SBはセルジーニョ・デストとセルジ・ロベルトがいるが、どちらも絶対的な選手ではない。左は相変わらずジョルディ・アルバの控えがおらず、層が薄くなっている。セサル・アスピリクエタらの獲得の話があり、彼らを獲得すれば長いシーズンを戦うことができる。SB以外の多くのポジションで選手が充実しており、来季はチーム内に激しい競争が生まれるはずだ。

しかしこれは選手を登録できた上での話だ。前述した強力な攻撃陣の軸となるレヴァンドフスキをはじめ新加入選手の登録は済んでおらず、このままでは昨季のメンバーでリーグ戦を戦うことになる。開幕戦は14日のラージョ・バジェカーノ戦であり、残り約2週間でこの問題を解決する必要がある。そのためにはフレンキー・デ・ヨングらの売却が必須なのだが、報道を見る限りは進展がない。

ピッチ内だけを見れば最高の夏となっているバルセロナ。だがピッチ外の問題を期限までに解決しなければピッチ内にその問題が侵入することになってしまう。

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