ブライトン攻撃の軸になる 早くも信頼集める三笘&18歳の逸材エンシソの仕掛ける力

日本代表の仕掛け屋・三笘はブライトンでどんな成績を残すか photo/Getty Images

新生・攻撃陣にかかる期待

まだプレシーズンの段階だが、今季よりブライトンでプレイする日本代表FW三笘薫には早くも成功の予感が漂っている。

23日に行われたレディングとのテストマッチでは、途中出場からお得意のドリブル突破を披露。左サイドでボールを持ったところから急にスピードアップし、相手DFを置き去りにする三笘の得意パターンも披露し、ペナルティエリアへ果敢に攻め込む惜しいシーンも作っていた。相手が2部のチームとはいえ、イングランドでも三笘のドリブルは確かに通用する。

大きいのは、早くもチームメイトが三笘を認めていることだ。今夏ブライトンはパラグアイのクラブ・リベルタから18歳のパラグアイ代表FWフリオ・エンシソも獲得しているが、三笘とエンシソの2人を称賛したのがブライトンのチームメイトであるMFソロモン・マーチだ。
英『The Argus』によると、マーチは2人がゴールに貢献できる選手だと称賛。早くも期待をかけている。

「彼らは本当に速くて、ボールを持ってもシャープだね。彼らは危険なエリアに入り、ゴールに貢献できる。インパクトを残すと思うよ。今季も5人交代制だから、多くの選手にゲームタイムを得るチャンスがある。彼らもそうなるといいね」

三笘もいきなりスタメン確保とはならないかもしれないが、あの突破はゲームの流れを変えるジョーカーとして心強い武器になる。先発ではなくとも、途中出場で出番が回ってくる可能性は高い。

エンシソはセカンドトップ、両ウイングで活躍できる選手で、昨季国内リーグで11ゴールを奪うなど得点力も高い18歳の逸材だ。この2人と昨季ベルギーのロイヤル・ユニオン・サン・ジロワーズでゴールを量産したFWデニス・ウンダフがチームにフィットすれば魅惑の攻撃を繰り出せそうだが、三笘はプレミア開幕戦となる8月6日のマンチェスター・ユナイテッド戦からインパクトを残せるだろうか。

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