香港戦はF・マリノス主体で勝利 24日中国戦はサンフレッチェ広島を軸に3バックを敷くことに?

香港戦は水沼宏太や西村拓真ら横浜F・マリノスが主体となって戦っていた photo/Getty images

アジア最終予選では川崎を軸とした

日本代表はE-1選手権初戦香港戦を戦い6-0と快勝を収めた。次節は24日に中国戦、最終戦韓国戦は27日に行われる。

集まってのトレーニングはほぼ時間が取れていないと予想できるが、その中でも前半は高いパフォーマンスを披露して香港を圧倒した。相馬勇紀の直接フリーキックで勢いに乗ると前半だけでも4ゴールと差をつけた。

このゲームではセンターバックの畠中慎之輔、中盤の藤田譲瑠チマ、岩田智輝、トップ下の西村拓真、右サイドハーフに水沼宏太と横浜F・マリノス所属の選手が先発として5人起用されている。GKを除いたフィールドプレイヤーであれば半分がF・マリノスの選手だった
このF・マリノス化が前半の勢いを生んだ一つの要因だといえる。とくにダブルボランチにトップ下となった中盤3枚は藤田、岩田、西村とみなF・マリノスの選手であり、阿吽の呼吸でボールを前進させている。藤田、岩田は守備強度高くボールを落ち着かせることができる選手であり、中間ポジションでボールを収められる西村に何度も素晴らしいパスが供給されていた。

次節は24日の中国戦となるが、このゲームではサンフレッチェ広島の選手を軸としたチームになると予想できる。大迫敬介、荒木隼人、佐々木翔、満田誠、野津田岳人、森島司の計6人が選ばれており、7人が選出されているF・マリノスに次いで大きな勢力である。

今回の香港戦ではF・マリノスが実際に採用している[4-2-3-1]を使ったが、次節広島組を軸とするなら[3-5-2]を採用することになるのだろうか。

海外組含めたフル代表での経験がある佐々木は3バックの左を得意としており、彼の攻守両面での輝きを生かすのであれば3バックは一つの選択肢となる。ディフェンスリーダーにもなれる選手で、森保一監督からの信頼は厚い。4バックでの左SBでも起用可能だが、彼の強みを生かすなら3バックが得策だ。

初戦はF・マリノス化で快勝を収めた森保ジャパン。2戦目の中国戦まではある程度の時間はあるが、どのようなスタイルで試合に臨むのだろうか。

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