31歳のクリバリに5年契約を提示するチェルシー 選手寿命が延びたサッカー界に見られるある変化とは

チェルシー行きが濃厚なカリドゥ・クリバリ photo/Getty images

強力なCBを獲得したチェルシー

新たなセンターバックを探すチェルシーはナポリのカリドゥ・クリバリ獲得を目指しており、英『BBC』によればすでにナポリと合意に達しているという。メディカルチェックを残すのみであり、今後数日で正式な獲得の発表があると予想されている。移籍市場に精通しているファブリシオ・ロマーノ氏によれば移籍金は4000万ユーロにプラスしてボーナスが加わった額になるようだ。

資金力のあるクラブがプレミアリーグに増えたこともあるが、31歳となったクリバリにこの金額を出すクラブは以前であればなかっただろう。今後の稼働率を考えれば払い過ぎだと批判されてもおかしくない。

しかし近年は選手寿命が延びており、それこそチェルシーでプレイするチアゴ・シウバは37歳だが、来季はディフェンスリーダーとしてトーマス・トゥヘルは考えているはずだ。スピード面での衰えは見られるが、それを補える正確な判断力を持っており、昨季はリーグ戦で2651分ピッチに立っていた。
英『THE SPORTSMAN』でも30歳以上の選手を獲得することがタブーではなくなっていると近年のサッカー界を分析している。トッププレイヤーであればどの選手も食事や睡眠に気を遣っており、ストイックな生活を送る選手が増えた。クリバリは少し怪我が心配だが、メディカルチェックで問題なければプレミアの強度にも耐えられるだろう。

31歳のクリバリと5年契約を結ぶことになるチェルシー。同じくベテランのチアゴ・シウバの存在も大きいといえるが、クリバリのプレミア初挑戦は成功となるのだろうか。

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