ジンチェンコに続く“2人目”のトップチーム定着となる? プレミア各クラブが関心を寄せるDFイッサ・カボレ

昨季はリーグ・アンでプレイしたイッサ・カボレ photo/Getty images

昨季はフランスで存在感を示した

今夏積極的に選手の売却を進めているマンチェスター・シティ。トップチームではガブリエウ・ジェズス、ローン組では板倉滉やペドロ・ポロらが完全移籍でクラブを離れており、チーム全体がスリムになっている。そんな彼らに続いて売却の可能性があるのが、DFイッサ・カボレだ。

2020年にベルギーのメレヘンから引き抜かれ、その後はベルギーやフランスにローン移籍しているカボレ。ブルキナファソ代表の21歳で2021年のアフリカネイションズカップでは4強入りに貢献している。さらにベストヤングプレイヤーとしてカボレが選ばれており、大きく飛躍するシーズンとなった。

そんなカボレにプレミアリーグの複数クラブが関心を寄せているようだ。移籍市場に精通しているファブリシオ・ロマーノ氏によればノッティンガム・フォレストやサウサンプトンが獲得に手を挙げており、ノッティンガム・フォレストはすでに1700万ポンドのオファーをしたという。しかしシティのカボレへの評価は高く、合意に至っていない。現在はセインツが交渉をリードしているようだ。
スピードを武器に右サイドバックとして輝く選手で、トロワでは昨季31試合でピッチに立ち1アシストを記録している。積極的な攻撃参加に加え快足を生かした守備が魅力のSBで、リーグ・アンでは昨シーズン135回のデュエル勝利を記録している。

シティにジョゼップ・グアルディオラ監督が就任して以降ローンや完全移籍で手放した選手をトップチームに戻したことはオレクサンドル・ジンチェンコとアンヘリーニョの2例しかない。ジンチェンコはトップチームで出場機会を勝ち取ったが、アンヘリーニョは適応できずライプツィヒへ移籍している。カボレはこのジンチェンコに続ける可能性がある。スピードを生かしたプレイはカイル・ウォーカーの後釜になれる素質を秘めており、放出となる場合はローン、もしくはロメオ・ラヴィアのように買い取りオプションをつけての売却だと予想できる(データは『SofaScore』より)。

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