新シーズンもトップ4逃せばアルテタもピンチ? G・ジェズス&ビエイラ獲得で準備は整った

アーセナルを指揮するアルテタ photo/Getty Images

昨季の5位から一歩先のステージへ進みたい

FWガブリエウ・ジェズスの獲得もまとめ、徐々に新シーズンへピースが揃い始めているアーセナル。

もちろん目指すはトップ4入りだが、攻守両面で課題はある。単純に得点数だけを見ると、昨季アーセナルが奪った得点は61ゴール。これは8位レスター・シティ(62ゴール)より少ない数字だ。4位トッテナム(69ゴール)、3位チェルシー(76ゴール)の数字を考えると、トップ4入りへ最低でも70ゴールほどには乗せたい。マンチェスター・シティから獲得したジェズス、さらには若いガブリエウ・マルティネッリの成長も促していきたい。

守備の方もDFベン・ホワイト、冨安健洋、GKアーロン・ラムズデールらのおかげで安定したと評判だが、昨季の失点数は48点あり、これは2020-21シーズンの数字よりも悪かった(39失点)。やはりトップ4に入るには40失点以内に抑えたい。ここは冨安ら守備陣の課題となるだろう。
順位の面では2019-20、2020-21シーズンが8位フィニッシュだったのに対し、昨季は5位でフィニッシュすることに成功。指揮官ミケル・アルテタの下で若手を軸とした戦いが当たり始めており、昨季が前進の1シーズンだったのは間違いない。

ただ、新シーズンもトップ4入りを逃すようではアルテタへの印象も変わってくるかもしれない。まだ補強が終わったわけではないが、すでに今夏はジェズス、FCポルトからMFファビオ・ビエイラを加えるなど資金を投じている。これで新シーズンも5位以下というのは許されないか。

トッテナムなどライバルも強化されているだけにトップ4入りは簡単な目標ではないが、アルテタはトップ4へ導けるのか。新シーズンはアルテタの手腕の試しどころだ。

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