久保建英は“日本のウーデゴー”となれるのか もっと攻撃的なクラブで見たい日本の至宝

久保も21歳を迎えた photo/Getty Images

昇格組バジャドリーからの関心も伝えられるが……

2019年にレアル・マドリードと契約を結んでから3年。日本代表MF久保建英はスペインの地でもがいてきた。

昨季は2度目となるマジョルカへのレンタル移籍を経験したが、チームは相変わらず残留争いに巻き込まれることになり、久保の攻撃性を発揮できる機会は限られていた。リーグ戦28試合で1ゴールの成績は納得できるものではないだろう。

そんな久保には今夏も様々な話題がある。レアル・ソシエダ、最近では昇格組のバジャドリーも興味を示しているようで、レンタル、あるいは完全移籍を含めどこへ向かうのか気に掛かる。

ソシエダとの交渉は難航しているとの見方もあるが、チームの特長から考えればソシエダが理想に近いだろう。レアル・マドリードから若きレフティーがソシエダへ向かうとなれば、どうしてもノルウェー代表MFマルティン・ウーデゴーと重ねずにはいられない。

スペイン『Mundo Deportivo』も久保とウーデゴーを比較しており、ソシエダへの移籍が決まればウーデゴーと同じ道を辿れるかもしれないと期待をかけていた。

ウーデゴーの場合は久保と違ってオランダへのレンタル移籍も経験しているが、当初の期待に比べると成長スピードは遅かった。オランダのフィテッセ、ヘーレンフェーンを経て、ようやくソシエダの地で形になり始めた印象だった。

だが、結局レアルでは定位置を確保できず。2021年冬にレンタルでアーセナルへ向かい、昨夏完全移籍に切り替えることになった。そのアーセナルでウーデゴーは昨季リーグ戦7ゴール4アシストの数字を残すことになり、ついに覚醒のシーズンを迎えた。新シーズンへの期待も大きく、今やアーセナルを2列目から操る魔術師的存在だ。

日本のサッカーファンにとって久保は10代の頃より有名な存在で、20代に入る頃にはトッププレイヤーになっているとの期待もあったはず。現在久保は21歳を迎えており、ウーデゴー同じく成長速度が遅いと感じた人もいるかもしれない。

だが、ウーデゴーの例を見れば焦る必要もないだろう。ウーデゴーは23歳でアーセナルの主力となったが、これも年齢的には決して遅いわけではない。同メディアはソシエダの攻撃的なマインドや、若手の育成力をマドリード側が評価していると伝えており、ソシエダは久保やウーデゴーのような選手にとっては魅力的な行き先だ。

ビジャレアルを除けば、これまで久保がレンタル移籍してきたヘタフェとマジョルカは残留争いに巻き込まれる下位クラブだ。どうしても攻撃に専念できる時間は限られる。その点、昨季6位で終えているソシエダのようなクラブならば前を向いてボールを持てる時間も増えるはずだ。

久保には同じレフティーの攻撃的MFとしてウーデゴー級のインパクトを残してほしい。そのためには自身の特長と合うクラブを選ぶ必要があるが、理想は昇格組のバジャドリーよりも上を目指せるソシエダのようなクラブだろう。

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