上田の海外移籍で得点王争いはどうなる? ウタカと町野の争いに真打ち登場も

細谷のさらなるゴール量産に期待 photo/Getty Images

大本命はウタカも7戦ノーゴールと停滞

鹿島アントラーズからサークル・ブルージュへの移籍が決まった上田綺世。現在J1得点ランキングでトップを走り、今季のトップスコアラーにも予想された男がベルギーへと旅立つことが決定したことで、得点王争いはさらに激化していく。

上田の代わりにもっとも得点王の候補として挙げられるFWが京都サンガF.C.のピーター・ウタカだろう。今季J1に昇格した京都のエースとして活躍する2016年のJ1得点王は、得点ランキング2位タイの8ゴールを決め、序盤戦から上田と上位を争ってきた。しかしここ最近はリーグ戦7試合無得点と停滞気味だ。後半戦でも序盤の勢いを復活させることができれば、最年長得点王に輝けるチャンスも十分にあるだろう。

ウタカが停滞中に勢いを上げてきたFWが湘南ベルマーレの町野修斗だ。ギラヴァンツ北九州で成長し、昨季横浜F・マリノスから完全移籍で加入したストライカーは、直近のリーグ戦5試合で6ゴールを記録。エースとして名乗りを上げた男は、J1得点ランキングでもウタカと並んで2位タイになっている。町野もこの勢いを持続できれば、得点王に向けて大きな期待を持てるはずだ。
彼らに加えて期待したいFWが細谷真大だ。今季躍進する柏レイソルでチームトップタイの6ゴールを挙げている同選手。ポストプレイの起点となるだけでなく絶妙な飛び出しから一気にゴールへと結びつけるセンスは国内トップクラスだ。ここまで6ゴールを6クラブから奪うなど、相手に関係なく得点を決めることができる力も大きい。

上田が抜けたJリーグにて38歳の天性のストライカーに22歳と20歳の若き日本人FWたちが挑んでいく。2022年の得点王争いはそのような形になるかもしれない。

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