ファーガソン流を取り入れるテン・ハーグ監督 ピッチ外でもキーマンはやはりC・ロナウドとなるのか

どんなチームを作り上げるのか photo/Getty Images

ついに始動したテン・ハーグ・ユナイテッド

エリック・テン・ハーグ新監督の下で再起を図りたいマンチェスター・ユナイテッド。新監督によるトレーニングは火曜日から始まったが、早速大きな変化が見られているようだ。

テン・ハーグ監督はこのトレーニング初日に向けて着々と準備を進めてきた。英『The Mirror』によると、より速いパス回しを行えるように芝の長さを15mmに切り揃えるようスタッフに要求し、選手たちのコンディションを高めるためにプレシーズンの開始も1週間早めたという。

さらに、テン・ハーグ監督はチームの団結心を高めるため、練習場の食堂で選手たちが一緒に食事をとることを望んでいるという。英『Daily Mail』によれば、これはかつての指揮官アレックス・ファーガソン氏がチームを率いていた際に用いていた習慣だったようだ。

また、練習当日のトレーニングの開始時間にも変化が見られたことを両メディアは報じている。近年のマンUは午前10時からの練習開始が定番となっていたが、9時前には練習に参加するすべての選手が練習場に揃っていたようで、これもまたファーガソン氏がチームを率いていた際の慣例だったそうだ。

こういった報道からは、テン・ハーグ監督がファーガソン氏の手法を取り入れつつ、早速選手たちに規律を求めていることが窺える。しかし、このようなやり方を歓迎していない選手や合わない選手もいるはずで、チーム内の雰囲気は良くも悪くも変わることになると思われる。

テン・ハーグ監督のアヤックス時代の教え子であるMFドニー・ファン・デ・ベークもそうだが、FWクリスティアーノ・ロナウドはファーガソン時代のマンUでこのようなやり方に慣れているはず。ロナウドの様なチームリーダーがこれに従う姿勢を見せれば、どんな選手でも彼についていかざるを得ないだろう。

6月の代表戦に参加していたため、まだロナウドはマンUのトレーニングに参加していないが、テン・ハーグ監督が彼と良い関係を築くことができれば、より自分のやり方を押し通すことができるのかもしれない。

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