PKにミス絡み全試合で失点した日本代表…… 豊富なセンターバック陣も守備に課題

チュニジア戦では吉田のミスが失点に直結してしまう photo/Getty Images

チュニジア戦ではPKとミスで3失点

日本代表はキリンカップ2022決勝でチュニジア代表と対戦。ミスから失点を重ねて0-3で敗戦した。前半のチャンスを生かせなかった日本は後半に3失点を喫し、大敗する。

この6月のシリーズで森保ジャパンは、パラグアイとガーナに勝利し、ブラジルとチュニジアに敗れた。パラグアイ以外はFIFAワールドカップ出場国のため、その3国に1勝2敗の負け越しと本大会に向けて不安の募る結果となってしまった。

特に顕著となったのは、ミス絡みの失点が何度かあったことだろう。ガーナ戦ではパスミスから相手にボールを渡してしまい失点し、チュニジア戦でも2失点目は連携ミスでボールを奪われ、ゴールネットを揺らされている。またブラジル戦とチュニジア戦でPKを与えてしまい、どちらも相手の先制点となってしまった。結果的に6月の試合で、クリーンシートは1試合もなく4試合で6失点。得失点も含めて1点が重要となる本大会で、勿体ない失点は減らしたい。

吉田麻也と冨安健洋のコンビに板倉滉や谷口彰悟など、豊富なセンターバック陣を誇る日本代表だが、冨安不在の今シリーズではミスやファウルからの失点が多かった。ここで出たミスを見直してもう一度引き締めていきたいところだ。海外組を含めたチームで戦えるのは2試合のみと、残りのテスト期間は短い。本大会で自滅とならないように防げる失点はなくしていくことも、日本代表の課題となっている。

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