前回対戦は岡崎と本田のゴールで2-0の勝利 14日に戦うハンニバル・メイブリ擁するチュニジア代表の強さとは

チュニジア代表で10番を背負うハンニバル・メイブリ photo/Getty images

手ごわい相手だ

ガーナ代表を破り、14日にチュニジア代表と対戦する日本代表。11月のワールドカップ・カタール大会まではあまり時間が残されておらず、貴重なテストゲームとなる。

チュニジアはW杯のアフリカ予選グループBを1位で切り抜けた強豪で、ロシア大会に続いて連続での出場を決めている。日本代表との前回対戦は2015年までさかのぼることになり、当時は岡崎慎司と本田圭佑のゴールで2-0と勝利している。当時の指揮官は現モロッコ代表監督であるヴァイッド・ハリルホジッチ監督だった。

リーグ・アンのサンテティエンヌで今季10ゴールを決めたMFワフビ・ハズリやケルンのMFエリス・スキリが招集外となっているが、アフリカ予選で主力となっていた選手はほとんど来日しており、先日のキリンカップではチリ代表に勝利を収めた。支配率は38%と低かったが、少ないチャンスを確実に決めており、カウンターに注意する必要がある。
注目は19歳にして10番を背負うMFハンニバル・メイブリだ。マンチェスター・ユナイテッドのアカデミーの選手で、プレミアリーグ21-22シーズン最終節クリスタル・パレス戦では先発し、存在感を放った。負けん気の強い選手で、エリック・テン・ハーグが就任するユナイテッドで来季からトップチームでの継続した起用が期待されている。次のポール・ポグバと呼ばれる有望株で、チュニジア代表ではすでに15キャップを数える。推進力のあるドリブルと正確なパスを武器とするゲームメイカーで、先発となれば彼から好機が生まれることになり、激しいマークは必須である。

アフリカ予選では6試合で2失点、チリ戦を含む直近5ゲームではクリーンシートを達成するなど堅守が目立つチュニジア代表。パラグアイ代表、ガーナ代表相手に計8ゴールを決めた日本としてはチュニジアの堅守を破ることができれば自信につながるだろう。全体練習に参加した冨安健洋の復帰も期待されており、14日のチュニジア戦は白熱した面白いゲームになるはずだ。

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