世界的アシストマシーンがイングランド代表では“4アシスト”のみ…… 悩めるアーノルドの活かし方

リヴァプールではアシスト量産するアーノルド photo/Getty Images

守備面でリスクがあるとの考えも

今のイングランド代表はタレント軍団として有名だが、その中でも争いが激しいのは右のサイドバックだ。ビッグクラブでプレイするタレントが揃っており、ここは代表監督ガレス・サウスゲイトも頭を悩ませるだろう。

しかし、クラブでのパフォーマンスと代表でのパフォーマンスが同じとは限らない。気になるのはリヴァプールでアシストマシーンになっているトレント・アレクサンダー・アーノルドだ。

リヴァプールでの実績を考えれば、アーノルドもイングランド代表の右サイドバック候補だ。ライバルにはチェルシーのリース・ジェイムズ、マンチェスター・シティのカイル・ウォーカーといった選手が挙げられるが、攻撃のセンスならアーノルドが一枚上手と言っていい。

ただ、その攻撃性が代表ではあまり活かされていないのだ。リヴァプールでは23歳ながら通算226試合に出場し、62のアシストを積み重ねている。1シーズンに二桁アシストを決めてくることも珍しくなくなった。

しかしイングランド代表では、ここまで通算17試合で1得点4アシストに留まる。そのアシストも、大勝したモンテネグロ戦(7-0)で1アシスト、サンマリノ戦(10-0)で3アシストの固め打ちをしたものとなっており、強豪相手には目立った成績を残していない。

イングランド代表の場合はセンターバックのコンビもリヴァプールとは異なるため、4バックの右サイドバックに攻撃的なアーノルドを置くのは守備面でリスクがある。これまでも3バックの右ウイングバックで起用したり、時にはセントラルMFに配置するなどサウスゲイトも試行錯誤しているが、今一つアーノルドの活かし方が定まっていない。

前線に絶対的な点取り屋であるハリー・ケインが構えていることを考えると、アーノルドのクロスにケインが合わせる構図はシンプルかつ強力だ。代表の武器になっても不思議はないが、ここまでアーノルドは代表で確固たる地位を築けていない。

今季もリヴァプールでのパフォーマンスは見事だったが、サウスゲイトは代表に上手く組み込めるのか。クラブシーンでは世界を代表するアシストメイカーと評価されているが、代表のアーノルドは少々影の薄い存在になってしまっている。

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