怪我から復帰した浦和の舵取り役 存在感抜群の平野佑一が中盤を支配する

湘南戦以来となる出場となった photo/Getty Images

Jでは湘南戦以来となる先発出場

浦和レッズはJ1第12節で柏レイソルと対戦。互いに得点を奪うことはできず、スコアレスドローで試合を終了した。怪我から復帰してひさびさの先発となった平野佑一は、浦和の攻撃に変化をもたらした。

湘南ベルマーレ戦で負傷した平野は、AFCチャンピオンズリーグで戦線復帰。戻ってきたリーグ戦は湘南戦以来となるスタメンに入り、中盤で柴戸海とコンビを組んだ。

中盤から鋭いパスを供給できる平野は、ボールを保持する状況下でチームを前へと向かせる一本を入れる。今試合でのパス成功率は「84%」と高い数字を残しており、ロングボール成功数も6本を記録。ポゼッションスタイルを志向する浦和の攻撃で、第一歩となる舵取り役として大きな役割を務める。

得点こそ奪えなかった浦和だが、彼の存在感は交代後に顕著になっていた。平野は69分に伊藤敦樹と代わって退くも、その後は中盤へ気の利いたパスが供給されず。柴戸と伊藤は運動量や守備といった点では非常に優秀な選手だが、相手守備陣を崩すための一手を加えられるパスは、平野が得意とするプレイであり、攻撃において彼の存在が重要であるということが再確認された(データは『SofaScore』より)。

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