イランのメッシがさっそくドイツで躍動 “ヴィルツ化”したアズムンのストライカーとは違った一面

早くもレヴァークーゼンに馴染んでいるアズムン photo/Getty images

来季は伊東とチームメイトとなるか

先日、日本代表の伊東純也獲得を目指していると報道があったドイツ・ブンデスリーガのレヴァークーゼン。上位争いを演じる強豪クラブであり、7日にはホッフェンハイムを破って3連勝を達成した。ブンデスリーガは残り1節のみであり、来季はCLに出場することができる。

そんなレヴァークーゼンで一足早く活躍しているアジア人プレイヤーがいる。イラン代表のFWサルダル・アズムンだ。ロシアのルビン・カザンでキャリアをスタートさせ、今冬の移籍市場で初となる5大リーグへの挑戦を果たした。加入直後は途中交代でチームとの連携を深めていたが、4月のグロイター・フュルト戦から3試合連続で先発しており、1ゴール1アシストと数字を残した。まだ判断は早いかも知れないが、5大リーグへの適応は問題なさそうだ。

独『Kicker』ではここまでのアズムンを称賛しつつ、「中盤と前線をリンクさせる10番のような動き」を絶賛している。アズムンはストライカーとしての印象が強い選手だが、レヴァークーゼンでは[4-2-3-1]のトップ下での起用が増えてきた。フロリアン・ヴィルツ離脱の影響によるものだといえるが、これがアズムンにハマった。ゼニト時代にはリーグ戦だけで19ゴールを奪う選手だが、少し降りた位置でプレイするのも上手く、レヴァークーゼンでは彼のパサーとしての一面が評価され始めている。1ゴール1アシストだったグロイター・フュルト戦ではチーム最多となる3本のキーパスを記録しており、スタッツにもその優秀さが出ている。

イランのメッシとして期待され、ようやく5大リーグ挑戦の切符を掴んだアズムン。さっそくその能力の高さはドイツで評価されており、今後の成長が楽しみなプレイヤーである(データは『WhoScored.com』より)。

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