“モウリーニョの元右腕”がグラナダの1部残留を目指す 失点0のアトレティコ戦で見えたカランカ流

グラナダを指揮することになったカランカ監督 photo/Getty Images

モウリーニョから学び、イングランドで経験を積んだカランカ監督

現役時代にレアル・マドリードやアスレティック・ビルバオで活躍したアイトール・カランカ氏は、残留争いに巻き込まれているグラナダの監督に就任。まだ1試合を終えたのみだが、グラナダのサポーターに降格回避の希望をもたらしている。

カランカ監督は、現在ローマで監督を務めるジョゼ・モウリーニョ氏の元右腕として有名だ。モウリーニョ監督がレアル・マドリードで指揮をとっていた際、カランカ氏はアシスタントコーチとして彼をサポート。その後はミドルズブラやノッティンガム・フォレスト、バーミンガムといったクラブで監督を務めた。

4月中旬、レバンテ相手に1-4で敗れたグラナダは監督の交代を決断。シーズン残り6試合で、降格争い真っ只中のチームを1部に残留させるという難しいミッションが新監督には課せられるが、カランカ氏はその役割を引き受けた。

就任後初の試合は、いきなり強敵アトレティコ・マドリード戦となった。しかし何度もゴールを脅かされながらスコアレスドローで乗り切り、勝ち点1をもぎ取っている。

このアトレティコ戦でグラナダは22本のシュートを打たれたものの、枠内シュートはわずか1本に抑えた。うち11本はそもそも枠を捉えなかったものだが、10本はグラナダの守備陣がブロック。チームの共通意識として、まずはシュートを簡単に打たせないこと、打たれても枠を捉えさせないことが徹底されているように感じられた。

攻撃面に関してもグラナダは決して悪くなかった。シュート数自体はアトレティコの半分にも満たない7本に終わったものの、枠内シュートは2本とアトレティコを上回った。グラナダは少ないチャンスで効率良くゴールに迫っていたと言えるだろう。

カランカ監督は、スペイン『AS』のインタビューで「献身的で組織的なチーム、ボールを持ったときに相手に危険をもたらすことができるチームを作り上げたい」と話している。カランカ氏が監督に就任してからまだ日は浅いものの、アトレティコ戦ではこの言葉を具現化したチームが垣間見えた。

しかしカランカ監督に理想のチームを作り上げる時間はそう残っていない。リーグ戦は残り5試合。まずはチームの残留を果たし、来季はより完成度の上がった彼のチームを1部の舞台で見たいものだ(データは『WhoScored.com』より)。

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