ポルトガルで悩める元浦和FWの現在 怪我から復帰も得点はPKの1点のみ……

今季1ゴールに沈むファブリシオ photo/Getty Images

ポルティモネンセでプレイするファブリシオ

昨季はキャスパー・ユンカーやアレクサンダー・ショルツといった助っ人を獲得し、今季もここまでダヴィド・モーベルグにアレックス・シャルクの補強と欧州路線が続いている現在の浦和レッズ。一方、2020年まで同クラブでプレイし、ポルトガルへと活躍の場を移したブラジル人FWは、難しい状況に立たされている。

ファブリシオは2011年にボタフォゴからポルティモネンセへ加入。2015-16シーズンにはポルトガル2部で41試合9ゴールを記録すると、2016年には鹿島アントラーズへ加入し、天皇杯では6試合3ゴールと優勝に貢献する。再びポルトガルで活躍し、2018年から2年半浦和でプレイしている。

2021年から再びポルティモネンセに所属するファブリシオ。チームの得点源として期待されながらも、序盤戦では怪我のため離脱していた。11月に復帰するも本来のパフォーマンスを発揮することができず。ここまで決めたゴールはマリティモ戦のPKでの1点のみと苦しい状況に陥っている。

ここまで31試合を終えたプリメイラリーガで、チームは11位に付けている。湘南ベルマーレにも所属したウェリントン・ジュニオールがここまでチームトップの4得点を挙げているが、さらに得点を重ねたいところだろう。フィジカルの強さとテクニックを武器とし、強烈なミドルシュートでゴールネットを揺らしてきたファブリシオ。過去にはプリメイラリーガで15ゴールを決めたストライカーの今後の活躍にも期待が集まる。

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