“勝ち点差1”でも全然違うセリエA優勝争い インテルがミランの数歩先を行く

3点目のゴールを挙げたラウタロ photo/Getty Images

ローマの無敗記録をインテルがストップ

23日、セリエAではインテル対ローマの上位陣対決が行われ、インテルが3-1の完勝をおさめた。名将ジョゼ・モウリーニョ監督が率いるローマはリーグ12戦無敗を継続していたものの、優勝を狙う好調インテルがその記録にストップをかけた。

この勝利により、インテルはミランをかわし首位へ浮上。インテルは唯一残していた上位陣との試合がこのローマ戦だけだったため、あとはリーグ中位以下のチームとの試合を残すのみとなった。

それに対し、インテルと優勝を争うミランは厄介な相手ばかりを残している。今後対戦するチームはすべて現時点で10位以内のチーム。今節ではヨーロッパリーグ出場権内の5位を狙う7位ラツィオと対戦し、次節では同じく5位を狙う6位フィオレンティーナとの一戦が控える。さらに最終節で待っているのは上位陣キラーのサッスオーロ。インテルと違い、取りこぼしの可能性がかなり高そうな日程となっている。

日程的にはかなり有利と言えるインテルだが、懸念点はゼロではない。現在降格圏争い中の16位サンプドリア、17位カリアリとの対戦がリーグ戦ラスト2試合で控えているからだ。インテルとしては対戦時までに両チームが降格圏争いを抜け出していることが理想だが、最悪の場合は残留を懸けて死にものぐるいで挑んでくる両チームを相手にしなくてはならない。地力の差で優るとは言え、通常の試合より難しくなることは確かだ。

さらに、インテルはこの2戦の前にユヴェントスとのコッパ・イタリア決勝が控えている。この試合を制することができればリーグ戦に勢いをつけることができ、そのまま2冠達成もありえるが、もし負けた場合は精神的なダメージを引きずってしまう可能性もある。さらに、万が一延長戦を戦うことになれば、体力的なハンデを負って4日後のカリアリ戦に挑まなければならない。

このようにインテル優勝に向けた障害はまだいくつかある。それでもやはり現状はミランを大きくリードしていると言えるだろう。インテルがこのまま2連覇を果たすのか。はたまたミランが2010-11シーズン以来となる優勝をもぎとるのか。ミラノ勢が優勝を争うセリエAはやはり面白い。

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