赤い悪魔で埋もれたベルギー代表MFはスペインで躍動中 バルセロナ戦で好機連発したヤヌザイの今

レアル・ソシエダで躍動中のアドナン・ヤヌザイ photo/Getty images

自身の居場所を見つけた

アンデルレヒトの下部組織からマンチェスター・ユナイテッドのユースに移り、2013年にトップチームデビューを飾ったアドナン・ヤヌザイ。14-15シーズンにはライアン・ギグスの11番を受けついだが、出場機会に恵まれず、レンタル移籍を繰り返すことに。しかし、ボルシア・ドルトムントやサンダーランドでも思うような結果がでず、2017年にレアル・ソシエダへ完全移籍している。

この移籍が彼の転機となった。初年度にはリーグ戦28試合に出場して3ゴール5アシスト。今季は得点力不足が少し目立つが、リーグ戦では28試合でピッチに立ち、ELでは7試合で1ゴール2アシストと充実したキャリアを送っている。

0-1と敗れた22日バルセロナ戦でのヤヌザイのパフォーマンスは素晴らしかった。残念ながらゴールとはならなかったが、左サイドから好機を演出している。輝きを放ったのは特に後半だ。内側から外側にポジションを取るようになると、利き足の左足からクロスやパスと高精度のキックを見せつけ、ゴール前にボールを供給している。キーパスはチーム最多の2本であり、FWのアレクサンダー・セルロートが決めていればアシスト数が2になっていた可能性もあった。以前まではドリブラーというイメージがあったが、パスでチャンスを生み出すパサーとしての姿も見せており、プレイのバリエーションを増やすことに成功している。

この活躍にSNS上では「ヤヌザイが効いていた」「ヤヌザイのポジショニング修正がバルセロナを苦しめた」と称賛の声であふれており、自身の才能が本物であったことを証明している。

デビューが若かったこともあってか、まだ27歳と衰えるには早いベルギー代表MF。バルセロナ戦で示したように持つ実力は確かであり、今季で契約の切れるヤヌザイには、アタランタとナポリが興味を示していると伊『TUTTOmercato』が報じている。クロス精度は抜群であり、初のイタリア挑戦でさらに飛躍するヤヌザイに期待したい(データは『SofaScore』より)。

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