堂安律の立ち位置はどうなる? マドゥエケ、ガクポ、ゲッツェらPSVは“15選手”流出の恐れも

ガクポも世界的に大人気 photo/Getty Images

今夏にチームは大きく変わる可能性あり

アヤックスを指揮するエリック・テン・ハーグが来季よりマンチェスター・ユナイテッドの指揮官に就任することが決まったが、これはライバルのPSVにとってもビッグニュースだ。2018-19、2020-21シーズンはアヤックスに頂点を譲っており、今季もアヤックスが首位を走っている。PSVにとっては悔しい4年間だったに違いない。

来季からアヤックスは新体制となり、PSVとしてはこの隙を突いて王座を奪い返したいところ。

ただ、PSVの方も今夏は忙しい夏となりそうなのだ。オランダ『Voetbalzone』は、主力の大半が他クラブに引き抜かれる恐れがあると指摘する。
特に忙しいのは中盤で、ここはエリック・グティエレス、イブラヒム・サンガレの両名が他クラブの関心を集めている。MFマリオ・ゲッツェも新たな冒険の準備ができていると言われており、今夏にPSVを離れる可能性がある。

攻撃陣では、Newスター候補のオランダ代表MFコーディ・ガクポだ。22歳の大型アタッカーは今季リーグ戦で9得点13アシストの成績を残しており、今のPSVで1、2を争う人気プレイヤーだ。本人も5大リーグ挑戦に興味があるはずで、アーセナルやマンチェスター・ユナイテッド、バルセロナ、バイエルンなど複数クラブからの関心が噂されている。

さらに右ウイングを主戦場とする20歳のイングランド人FWノニ・マドゥエケも人気だ。アストン・ヴィラなどイングランドからの関心が噂されており、世代別イングランド代表でもプレイするマドゥエケにとってプレミアリーグでの成功は1つの夢だろう。今夏に挑戦へ踏み切ってもおかしくない。

同メディアは最大でも15人のプレイヤーが他クラブから狙われていると見ており、そうなると気になるのが日本代表MF堂安律だ。

堂安とPSVは2024年まで契約を結んでおり、今のところ退団の予定はない。もう一度5大リーグへ向かうのも選択肢だが、ガクポやマドゥエケが退団する場合は2列目で主力になれるかもしれない。今季はポジション争いの影響でベンチスタートも多いだけに、来季はPSVで主役になることを目指すのも悪くないだろう。

アヤックスもPSVも大きく変わるとなれば、来季のエールディヴィジはここ3、4年とは違う景色となるかもしれない。いつの時代もこの2クラブがオランダをリードしてきただけに、来季の勢力図と堂安の立場がどうなるか今夏の動きは注目だ。

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