《98.3分に1ゴール》の驚愕ペース 超短時間で結果出すルーク・デ・ヨングの不思議な魅力

バルサで想像以上の活躍魅せるルーク・デ・ヨング photo/Getty Images

パワープレイもできるバルサにとって貴重な存在

ヨーロッパリーグではベスト8敗退となってしまったものの、シャビ・エルナンデスが指揮官に就任したバルセロナは着実に調子を上げている。

チームを引っ張るストロングポイントは前線にあると言えるが、その前線において少し不思議な存在感を放っているのがルーク・デ・ヨングである。

センターフォワードとしての序列はピエール・エメリク・オバメヤンの方が上で、セビージャからレンタルで加わっているデ・ヨングが先発する機会は多くない。
実際に今季リーグ戦でのプレイタイムも590分間に留まっているのだが、デ・ヨングはその短い時間でも不思議とネットを揺らしてくる。リーグ戦では590分間で6ゴールを奪っており、時間にすると98.3分に1ゴールと見事なペースだ。

それも超短時間で結果を出してくるのが面白いところで、例えば2月13日のエスパニョール戦では2分の出場で1ゴール、同月27日のアスレティック・ビルバオ戦では4分で1ゴール、今月10日のレバンテ戦では6分の出場で1ゴールを記録している。試合の流れなど関係なく、これだけ短い時間でゴールに絡める選手も珍しい。

ヨーロッパリーグでも14日に行われたフランクフルトとの準々決勝2ndレグに20分間出場し、1得点に関与している。ゴール前の嗅覚というべきか、この本能は見事だ。

スペイン『SPORT』はバルセロナ側にデ・ヨングを買い取る意思はないと見ており、このままならデ・ヨングはセビージャに戻ることになる。しかし、まさにスーパーサブと言うべきデ・ヨングは必要な戦力ではないか。チームにいてほしいカードでもあり、残留を願うサポーターもいるだろう。

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