トップ下の位置まで運んで高精度のパスを供給 攻撃センス溢れる浦和DFが司令塔に

攻守で存在感を発揮 photo/Getty Images

5-0と大勝した浦和

浦和レッズはAFCチャンピオンズリーグ第2節で山東泰山と対戦。5ゴールを決めて大勝し、2連勝でグループ首位に立つ。浦和のボールポゼッションが80%を超えた今試合で、アレクサンダー・ショルツは司令塔としての輝きを見せる。

今試合もセンターバックで先発出場したショルツ。若手メンバー主体の山東に対し、前半からボールを支配して相手を圧倒すると、ショルツも積極的にボールを運んで攻撃に参加する。ドリブルでかわしながらチャンスメイクすると、トップ下の位置でパスを送るなど、浦和の攻撃に厚みを加えた。

また31分には浦和がPKを獲得すると、キッカーとして指名され左隅に確実に決める。今試合で1得点を記録しており、守備の要であることは当然だが、特長である精度の高いパスを何本も配給して攻撃の司令塔としても存在感を発揮した。

次戦の大邱FC戦に向けたターンオーバーとしてハーフタイムに岩波拓也と交代。前半の45分間だけで、ショルツがどれだけチームで重要な存在であるかが示された。フィジカルやスピード、1対1の対応力など守備において高いスキルを誇るショルツだが、足元の技術や高精度のパスなど攻撃面においても、チームの武器となっている。今試合でショルツは、それを遺憾なく発揮していた。

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