インターセプト数もクリア数も《ブンデスNo.1》 イングランド代表で試したい実力派CBとは

今季ブンデスで印象的な活躍を披露しているオックスフォード photo/Getty Images

新たな選手を試すのもアリか

今年11月に開幕するカタールW杯に向けて、イングランド代表は最終ラインのメンバーを見直すべきか。昨夏開催されたEURO2020でこそ守備陣の鉄壁ぶりを見せつけたものの、昨今のスリーライオンズに関しては現地でそんな議論が巻き起こっている。

その大きな原因として挙げられるのが、主力センターバックの不調だ。EUROでイングランド代表の主力CBとして活躍したジョン・ストーンズとハリー・マグワイアの両名は、今季プレミアリーグでそれぞれ難しい時間を送ることとなっている。前者はマンチェスター・シティで定位置を掴むことができておらず、後者はマンチェスター・ユナイテッドにおけるパフォーマンスが不安定。この2人には現状で心配な要素が多いこともあって、現地では本大会までに新たな形を探すべきとの議論が盛り上がっているというわけだ。

では、新たに試すとすればイングランド代表にはどんな選択肢があるのだろうか。ベン・ホワイト(アーセナル)、コナー・コーディ(ウォルバーハンプトン)、マーク・グエーイ(クリスタル・パレス)……。有力な候補としては、こういった名前を挙げることができるだろう。しかし、さらに視野を広げてみるというのもアリかもしれない。ひとり注目したいのは、ドイツ・ブンデスリーガでプレイする23歳のセンターバックだ。
その選手とは、アウクスブルクに所属するDFリース・オックスフォード(23)。かねてよりイングランドの若い世代では逸材と扱われてきた選手だが、彼は現在ブンデスリーガで非常に印象的な活躍を見せているのだ。

21-22シーズンはここまでリーグ戦25試合に出場し、チームの守備を支える存在として奮闘している同選手。データサイト『SofaScore』によると、そのなかではリーグトップとなるインターセプト数(64回)とクリア数(144回)を記録している。また、190cmのサイズを生かしたエアバトルでも強さを発揮。空中戦勝率も65.52%とハイレベルな数字を残しており、今や彼はブンデスでも屈指の実力派CBに成長を遂げている。堅実なスタイルも好印象で、今から試してみるは面白い人材と言えるだろう。

主力選手に不安が出てきたタイミングというのは、裏を返せば新戦力発掘のチャンス。この機会を生かして、ガレス・サウスゲイト監督にはブンデスで活躍する23歳をチェックしてみてほしいところだが、はたして。

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