W杯では日本代表の脅威となる可能性も リーグ・アンで暴れる変幻自在のドイツ人FW

今季モナコで好調をキープしているフォラント photo/Getty Images

今季はモナコで23得点に絡む活躍

現時点で彼がカタールW杯に臨むドイツ代表に選出されるかどうかは微妙なところと言っていい。しかし、熾烈な競争を勝ち抜いて本大会メンバーに選ばれるとなれば、この男はグループステージ初戦で激突する日本代表にとって非常に厄介な存在となるだろう。

その選手とは、今季ASモナコで絶好調をキープするFWケビン・フォラント(29)だ。かつてはホッフェンハイムやレヴァークーゼンでも活躍した同選手。プレイの幅が広く、引き出しの多さで勝負するタイプのFWである彼は、現在プレイしているフランスでもその能力を遺憾なく発揮しているのだ。

2021-22シーズンはここまで公式戦45試合に出場して13ゴール10アシスト。ブンデス時代からその能力は評価されていたが、リーグ・アンでもその攻撃性能は健在。それどころか、さらに感覚は研ぎ澄まされたと言っても過言ではないかもしれない。自身がフィニッシャーとなることもできれば、味方のシュートをお膳立てすることもできる。まさに“変幻自在”と呼べるスタイルで、フォラントはチームの得点を演出し続けている。
昨今のドイツ代表は、CFを務めるティモ・ヴェルナーがチェルシーで不調に喘いでいる状況。そういった事情もあり、今後の状況次第ではフォラントに出番が回ってきても決しておかしくはないだろう。そうなれば、彼はカタールW杯で日本代表の大きな脅威となるかもしれない。

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