パリの都で薄れていく存在感 ドラクスラーは“早熟の天才”で終わってしまうのか

今季終了後のPSG退団が噂されているドラクスラー photo/Getty Images

今夏PSG退団か

かつてはドイツ代表の未来を担う逸材とも期待されていた。しかし、その頃から幾ばくかの時間が経過した今、パリでMFユリアン・ドラクスラーは非常に難しい状況に直面することとなってしまっている。はたして、ドイツの天才肌MFは今後復活を遂げることができるのだろうか。

気がつけば、もう28歳。かつては若くしてシャルケで頭角を現し、その後移籍したヴォルフスブルクで着実にその評価を高めていたドラクスラー。しかし、2017年からプレイしているパリ・サンジェルマンにて、彼の存在感は次第に薄くなってしまった。今季もここまではリーグ戦でのスタメン出場が5試合しかない状況だ。

そんな現状もあり、PSGは今夏移籍市場でドラクスラーを売却するプランを持っていると独『Spox』が伝えている。昨夏にはその契約を2024年まで更新したばかりの同選手だが、さすがに今季もインパクトを残せていないとなるとさすがに今後もPSGにとどまるのは難しそうだ。

「僕が今置かれている状況は決して簡単ではないね。リズムを取り戻すためには、もっと多くの出場時間が必要だ。そしてトレーニングもね。理解はしているけれど、なかなかに難しい状況だよ」(仏『L’Equipe』より)

そんな自身の現状に関しては、ドラクスラーもこのようにコメントを残している。優れた才能は備えているものの、彼のキャリアはこのまま下降線を辿ることとなってしまうのだろうか。復活には期待したいところだが、はたして。

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