“ガラスの天才”となるわけにはいかない 負傷繰り返すシーズン送るジョバンニ・レイナの未来は

優れた能力を備えながらも、今季は負傷を繰り返すシーズンを送ることとなっているレイナ photo/Getty Images

シュツットガルト戦でも負傷

大きな才能を備えながらも、怪我などの理由でその能力のすべてを出し切らないままにキャリアを終えてしまう。昔からサッカー界にはそういった選手も少なくない。“未完の大器”、“ガラスの天才”……。もしかすると今後、ドルトムントに所属するアメリカ代表MFジョバンニ・レイナ(19)もそんなキャリアを送ることとなってしまうのだろうか。

今季は彼にとって重要な意味を持つシーズンとなるはずだった。昨夏のクラブを退団したイングランド代表FWジェイドン・サンチョの7番を引き継ぎ、心機一転いよいよ大ブレイクへ。そう彼の未来を予想していた人も多かったはずだが、現時点でアメリカ代表MFジョバンニ・レイナの2021-22シーズンはうまくいっていない。

2021-22シーズンはここまで怪我の影響により、公式戦での出場が13試合にとどまっているレイナ。序盤戦から中盤戦にかけて長期離脱を強いられたのち、2月に約5カ月ぶりとなる復帰を果たしたはいいものの、先月20日の第23節ボルシアMG戦では試合中に再び負傷。2度目の負傷離脱はすぐピッチへ帰ってくることができたものの、今季はレイナにとって怪我を繰り返す難しいシーズンとなっている。
しかし、これだけでレイナの苦悩は終わらなかった。すでに今季だけで2度の負傷離脱を経験している同選手だが、現地時間8日に行われた第29節のシュツットガルト戦でまたも怪我が発生。この試合にスタメン出場を果たすも、レイナは開始わずか2分でハムストリングを痛めて涙ながらにピッチを後にすることとなってしまった。

独『Spox』によると、現時点で怪我の程度は不明とのことだが、21-22シーズンは怪我を繰り返す1年となってしまっているレイナ。はたして、彼は今後この負のスパイラルから抜け出すことができるのか。“ガラスの天才”というイメージを定着はさせたくないところだが……。

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